２０１８全米オープン４回戦
錦織圭 対 コールシュライバー
６－３ ６－２ ７－５ で錦織圭勝利(*^^)v
１ｓｔセット
第１サービスゲーム。立ち上がりのサービスゲームに硬さが出て４０－４０までいったが、無事キープに成功。
第２リターンゲーム。コールシュライバーも錦織につられたのか、立ち上がりのサービスゲームに硬さ見られる。ミスにも助けられいきなりブレーク成功！！２－０
第３サービスゲーム。きっちりキープしてブレークを成立させたかったが、ダブルフォルトとミスもあってブレークを許す(T_T) ２－１
このままイーブンかと思った第4リターンゲーム。ギアを上げた錦織が攻めて４０－１５とダブルブレークポイント。このチャンスを生かし再度ブレーク！ ３－１
次の第５サービスゲーム。先程の反省を生かしきっちりキープでブレーク成立。４－１
後は互いにキープが続き、第９サービスゲーム。錦織のサービングフォア・ザ・セット。ここをしっかり取って６－３でセット奪取
序盤からブレークが入り乱れる、激しい１ｓｔセットだった。
2ndセット
第１リターンゲームから40－30といきなりブレークポイント。これを生かしブレークスタート！！ 1－0
第２サービスゲームもきっちりキープでブレーク成立。 2－0
互いにキープで迎えた第５リターンゲーム。ここも錦織が攻めて40－30とトリプルブレークポイント。このチャンスを生かしブレーク成功！！ 4－1
第６サービスゲームもきっちりキープでブレーク成立。5－1
第７リターンゲームはコールシュライバーがキープ。
第８サービスゲームにして、錦織のサービングフォア・ザ・セット。しっかりキープしセット奪取！！
このセットはコールシュライバーに全くブレークのチャンスを与えない盤石のセットだった。
３ｒｄセット
互いにキープの第３リターンゲーム。40－15とチャンスあり。３回のブレークポイントが訪れたが結局キープを許してチャンスを生かせず。 1－2
こういうチャンスを生かせなった時の次のサービスゲームは、逆にピンチになる事が多いのだが、ここをサービスを中心にラブゲームキープ。 2－2 ナイスキープ！！
互いにキープで迎えた第7リターンゲーム。30－40から追い付きブレークチャンス到来。この一度のチャンスでバックのダウンザラインが火を噴き、ブレーク成功！！4－3
第９リターンゲーム。0－40の場面で、錦織がラリーを途中で止めてコールシュライバーキープ。５－４
恐らくかなり暑さがこたえていて、次のサービスに集中しようと考えての判断。しかしテニスという競技はこのような無気力と思えるプレーをした直後というのは悪い流れになりやすいので、ちょっと不安を感じた( 一一)
その予感が当たったのか、第１０サービスゲームにして錦織のサービングフォア・ザ・マッチ。30－0までいって、いけるかなと思っていたらダブルフォルトもあって最後はブレークを許して5－5のイーブンに。
錦織は暑さでバテ気味なのが明らか。しかしコールシュライバーは「俺は後3セットやれますよ」くらいに元気。
正直、この時点では「これ、最悪ファイナルいく可能性出てきたぞ・・・(/ω＼)」と思った。
しかし、今大会の錦織は違った(*^_^*)
これまでであれば本当にファイナルいってた可能性が高かったが、直後の第11リターンゲーム。0－30から粘り強くプレーする場面と、相手のアドサイドのワイドに跳ねるスピンサーブをバックのダウンザライン気味に打ち込むリターンエースを2本決める等、スーパーショット炸裂！
そして、待望のブレークに成功！！ 6－5
このブレークは本当に、本当に大きかった!(^^)!
第１２サービスゲーム。そして2度目のサービングフォア・ザ・マッチ。40－30までいったが、2度目のマッチポイントをしっかり取って試合終了！！
スタッツ
１ｓｔサーブの確率：59％
１ｓｔサーブのポイント率：７８％
２ndサーブのポイント率：５３％
ウィナー：２９本
アンフォースドエラー：１８本
コールシュライバー
今回対戦時のランキング34位。今年３５歳のベテラン。
武器はなんといっても、片手バックハンドのハードヒットとスライスのコンビネーション。ドロップショットや、相手のスピードを生かしながらのアプローチショットからのボレー等、多彩なオプション。
そして、体力などのフィジカルを含めて特別弱点がない。
3回戦でA・ズべレフに勝った時は驚いたが、この人がベストのテニスをすれば決して不思議ではない。
それだけの相手だっただけに、この試合もかなり厳しいものになる事が予想されたが、何故か今日の試合はミスが多くて錦織は助かった。
あくまで勝手な予想だが、確かコールシュライバーは錦織に勝った事もなければ、まともにセットも最近では取った事が無かっただけに意識しすぎたのかもしれない。
錦織圭
１ｓｔ、2ndセットはほぼ完璧。自分でもコメントしていたが、良くなかったのは３ｒｄセットの第10ゲームくらいだと思う。
今日の最大の敵は「暑さ」錦織は今大会初めてのデイセッション。コートの温度は約４０℃という酷暑の中、最後は熱中症気味に見えて心配していた。
そんなタフなコンディションの中非常に丁寧にプレーしていた。
基本的にエアKのような派手なショットはなし。一発でウィナーを獲りに行くような展開ではなく、何本かのショットのコンビネーションを中心に組み立てていた。
この戦法は、ポイントを取るのに時間がかかるデメリットがあるが、リスクが少なくポイントを得られるメリットがある。
序盤からこの戦法だと体力がもたないが、一発勝負の上位ラウンドではこのような戦法の方が最終的には勝率が高くなると思われる。
課題はサーブ。最終的には悪くない数字だったが、１ｓｔがしばらく入らなくて苦しい時間帯があったので、なるべくこれを抑えたい。
次は２０１４年の決勝で優勝を阻まれた宿命のライバルチリッチ。今年はモンテカルロで勝っているので、是非今回も勝って２年ぶりのベスト４入りを決めてもらいたい(^^)/