結婚できない男 最終話まで観た感想 40歳のひねくれ男は結婚できるのか!?

スポンサーリンク

この「結婚できない男は」は放送自体は2006年と10年以上前だが、ひかりTVで一挙放送した録画分をやっと見終えたので感想を書いてみたい

あらすじ

主人公は独立して建築事務所を経営しており、かつ業界ではそれなりに有名な40歳男の桑名信介。阿部寛が演じているだけあって、イケメン(ちょっと濃いかもw)で背は高く、かつ収入も人並み以上。

最近は言わなくなったが、「高身長、高学歴(東京中央工科大学卒)、高収入」の「3高」というステータスを持っているが、かなりの偏屈屋で、その結果いまだに結婚できていない男が、果たして結婚できるのかというお話。

ここで桑名伸介がどういう人なのか、最終話まで観たうえでまとめてみた。

①社交性に乏しい

最近だといわゆる「コミュ障」と言われるレベルだと思う。「そんな事言ったら相手が傷つくよ、怒るよ」という事を平気で言ってしまい対人トラブルが多発している。

例えば第3話で、お金に困った隣人が仕事が終わった後スナックでバイトしているのを知って、助けてあげようとした時のやりとりでこんなのがある


信介「困ってんの…見たくないから!スナックで…バイトしてんだろ?お客にベタベタ触られて…
   
 やめた方がいいな、ああいうのは」
みちる「…しょうがなしに我慢してやってるんじゃないですか」
信介「客も我慢してんだろ。もっと若くてさ、女子大生みたいなのがいいのにさ」
みちる「…え?」
信介「その金受け取ればさ、お客も君も我慢しなくて済むんだろ。それがさ、世のため人のためって言うか…
 こっちも良いことして気持ちいいしね。実に有効な金の使い道だ。
 遠慮は無用だから、どうせ何に使ったっていい金だし」
みちる「…よくそんな酷いことを…
人をバカにして楽しいんですか!?」

これは酷い。もっと言い方あるだろ・・・( 一一)

②独自のライフスタイル

・いわゆる潔癖症かつ完璧主義者。家事を完璧にこなす様子は最近増加中の「潔癖男子」にも勝る。ドラマの中でシンクについたわずかな汚れが気になってしまい、最終的には台所が泡だらけになるまで長時間掃除していたのには、ちょっと引いた( ゚Д゚)

料理は肉が好きなようで、自分でステーキを焼いて、本格的にワインで炎を上げる「フラッペ」までした後、完璧に温度を冷やして用意されたワインを自分で注いで食事していた。家でそこまでしなくてもいいんじゃないかな・・・(^-^;

また一人焼肉や、一人手巻き寿司パーティーなど、ほとんどの人が一人ではやらないメニューも戸惑うことなく食べていた。ただ自分も一度は一人焼肉をしてみたい気もする・・・(笑)

・食後に牛乳を飲みながら、本格的なオーディオ一式でクラシックを聴くのが好きな様子。ただその時に目を閉じ、まるで自分が指揮者になったように手を動かしまくり自分の世界に浸りまくっている。自分は分からないが、こういう事して楽しんでいる人って実際にもいるのかな?w

・物の置き場所が常に定位置にないと気が済まないようで、几帳面に位置を直している様子が度々観られる。この辺りは自分もある程度物は決まった位置に置きたい人間だが、桑名の場合数㎝のずれも許せないといった様子が見られる

③桑名信介「名言集」

40歳独身男にして、かなり偏った人間性を持つ桑名だからこそ、ドラマの中で数々の「名言(迷言?)」も飛び出してきたので、その中から自分が面白いと思ったものを幾つか紹介したい

「男は結婚したら妻と子供と家のローンという人生の三大不良債権を背負わされる」

一般的な価値観だと結婚して、妻と子どもがいる状態でマイホーム購入はサラリーマンの夢のような感じで今も根強くあると思う。

一方でこの状態になると、どんなブラック企業に勤めていようと家族を養う事と、ローンの返済もある為、簡単に辞めることもできず苦しんでいる人も多い。そう考えると結婚してマイホームを購入することが本当に幸せなのか?この言葉から考えさせられた

 

桑名が紹介した映画を観た事なかった人が「そのうち観ます」と言った事に対して

「はっ、そのうちなんて見た奴はほとんど居ませんよ」

これはDAIGO風に「確かに!!」😆と思った

この「そのうち〇〇します」で実際に実行されたことは、自分の経験上1回もない(*´Д`) よく使われる「やんわりお断りフレーズ」かなって思う

 

「人生ゲームの欠点は、どうしても結婚しなきゃならない所だ」

分かってんならやるな!(笑)とツッコミたくなる名言だ。

人生ゲームに対して、そんな視点で考えた事なかったので聞いた瞬間爆笑してしまった。

ただ聞くところによると、結婚しなくてもよいバージョンの人生ゲームもあるようで、ひょっとしたら桑名ニーズにメーカーが応えたのかも・・・

 

ヒロインの早坂夏美との最終展開

ヒロイン早坂女医とのクライマックスは、これまで観てきた恋愛系のよくある展開とは異なりとても面白かった。

早坂は自分が住む家の設計を桑名にしてほしいと依頼。しかし桑名は試行錯誤するも、どうしてもできなかったと説明。その理由が

「自分でもはがゆくて
やっとできない理由がわかったんです。
ぼくは今まで他人の住む家ばかり設計してきました。
自分や自分の大事に思ってる人の家を設計することが
できなかった。
明るくて開放的でみんなが遊びにくるようなそんな家で
自分が暮らす姿が想像できなくて」

その流れから桑名は早坂に

「一人のほうがいいって思ってた。でも、あなたと出会って
話し相手がいつもそばにいるのもいいのかなって。
ようするに、ぼくは・・
あなたが好きなんじゃないかな!?
だめですか?ぼくじゃ」

と、これまでの桑名では考えられない渾身のプロポーズを行い、OKをもらって観ている方も一安心していたら

 

「あはは・・いや~結果的には結婚できないですからね」

 

はぁ~~~???(´゚д゚`) なんでやねん!?

理由は理想の家を作れないうちは、一緒に住む場所が無いのだから、結果的に結婚できないと、このおバカは仰っていましたよ( 一一)

早坂は「そんなん賃貸でもなんでもいいわ!」と言ってくれるのに、折れない桑名に激怒してしまう。

この状況はサッカーで例えれば、キーパーまで抜いて、後は無人のゴールにボール蹴るだけの状態で、なぜか味方にバックパスしたくらいのおバカさ😱

ただその後、桑名から早坂に「どうしても自分の家に来てほしい」と頼んで「はい」と早坂がついていった。

桑名の家に早坂と一緒に住む家の模型や、2匹入った金魚鉢などから二人が無事一緒になった事は示されており、なんとかハッピーエンドで終われたようだ。めでたし、めでたし(^^)

 

 

スポンサーリンク