2018ワールドカップ 日本 対 ポーランド
0-1で日本敗北(T_T)
しかし、コロンビアがセネガルに勝利し、フェアプレーポイントで日本がセネガルを僅かに上回り、グループHを2位通過。決勝トーナメント進出決定(*^^)v
スターティングメンバー
GK 1 川島永嗣(Cap)
DF 5 長友佑都
DF 19 酒井宏樹
DF 20 槙野智章
DF 21 酒井高徳
DF 22 吉田麻也
MF 7 柴崎岳
MF 11 宇佐美貴史
MF 16 山口蛍
FW 9 岡崎慎司
FW 13 武藤嘉紀
ポーランド:スターティングメンバー
GK 22 ルカシュ・ファビアンスキ
DF 3 アルトゥール・イェンドジェイチク
DF 5 ヤン・ベドナレク
DF 15 カミル・グリク
DF 18 バルトシュ・ベレシンスキ
MF 6 ヤチェク・ゴラルスキ
MF 10 グジェゴシュ・クリホビアク
MF 11 カミル・グロシツキ
MF 19 ピオトル・ジエリンスキ
MF 21 ラファウ・クルザワ
FW 9 ロベルト・レワンドフスキ(Cap)
(引用:ゲキサカ)
日本は前回のメンバーから6人変更
・昌子 → 槙野
・長谷部 → 山口
・原口 → 酒井高
・乾 → 宇佐美
・香川 → 岡崎
・大迫 → 武藤
長谷部が控えに回る所までは予想していたが、ここまで大胆なメンバーチェンジは予想していなかった。特に好調だった乾や大迫を外してきたのは予想外。
これは、やはりカウンターに比重を置いた戦術を実行する為、フォーメーションを久々の4-4-2にして前線の数を増やし、スピードのある選手を投入してきた感じ。
前半
開始4分いきなり日本はカウンターをポーランドから食らい、ピンチになるも凌ぐ。
前半12分、相手のバックラインでのバスをカットし、長友のクロスに岡崎がダイビングヘッドで飛び込むも決まらず。
ポーランドは、あまりフォアチェックはしてこず、中盤を中心にゾーンプレス気味の戦術。プレスのチェックもあまり早くない為、比較的ボール回しがしやすい。
また、中盤とDFラインのパス回しの精度が低い為、そこをカットして再三チャンスになる。
ただ、高さがある為縦のロングボール、クロス、CK等のセットプレーをされると一発で決められる怖さをビンビン感じる。
前半32分、ポーランド右クロスから恐れていた高さを生かしたヘディングシュートが炸裂!これを川島がビッグセーブ。VARでもギリギリノーゴール判定でなんとか守り切る。
アディショナルは1分。そのまま前半終了。
武藤が攻撃だけでなく、ボールを取られてからのDFへの意識の切り替えが早い。その為高い位置でプレスを効かせられているのが好材料。
後半
開始2分で岡崎に代わって大迫を投入。武藤との2トップ。
何度か惜しいチャンスを作るも、決定的な場面にならない。こういう展開が続くと嫌な予感が・・・
後半14分、遂に恐れていたことが。FKの場面から、高いボールを上げられ、最後はフリーの状態でボレーを打たせてしまい0-1とポーランドが先制。
後半20分、なんとか追いつきたい日本は宇佐美に代えて乾を投入。
しかし、チャンスを作れずこのまま悪夢のグループリーグ敗退が濃厚な雰囲気になる中、コロンビアが1-0でセネガルをリードしたとの情報が!!
このままコロンビアが勝ち、日本も試合終了した場合どうなるか?勝ち点、得失点差、総得点でセネガルと同じ日本は優先順位3番のフェアプレーポイントでセネガル-5に対して-4と1ポイントだけ上回っており、このままのスコアで尚且つ、フェアプレーポイントを落とさなければ決勝進出が決まるという微妙な状況に。
ここで、日本の判断は「このまま試合を終える事」つまり、1-1まで追い付き自力での決勝進出を諦め、他の試合結果に委ねるという決断をする。
その指示を伝えるべく後半37分、武藤に代えて長谷部が投入。そこからはひたすらDFラインを中心にパスを回すという時間稼ぎに。
ポーランドもその意図に気づいて全くボールを取りに来ない。ポーランドからすれば無理に攻めてカウンターを食らって追い付かれて勝利を逃すより、このまま安全に終わったほうが良いと判断。
つまり、「このままお互い終わった方が得だよね?」と日本とポーランドの利害関係が一致するという、近年稀に見る不思議な状況に( 一一)
当然サポーターは大ブーイング。しかし、日本は気にせずパス回しを続行し、試合終了。
感想
個人的には、自力での決勝進出を目指して最後まで戦ってほしかった。それは正々堂々とプレーするほうが観ていて気持ちいいという、感情的な理由だけでなく
・そもそも、コロンビアがこのまま1-0で勝つ保証などどこにもない
・仮にセネガルが追いついて、1-1になればフェアプレーポイント云々等関係なく、即敗退が決定する
・パスミスで、これ以上失点しても日本は敗退。この忖度状態にポーランドが最後まで付き合ってくれる保証もない
これらの背景を考えても、日本の判断は非常に危ういもので正に「薄氷の上を歩んでいるような時間」であった。試合終了後は「今大会で一番最低な試合」とバッシングするメディアもあり、言われても仕方のない終わり方だった。
スポーツにおいて、滅多にない「負けに行く試合」と最終的にはなったが、これがW杯がもつ独自の戦いとも言え、なんだかんだ決勝トーナメントに進出できたことは素直に嬉しい面もある。
次の対戦相手はベルギー。FIFAラング3位。最終戦も強豪イングランドを1-0で破りグループHを1位通過した強敵。
要所にタレントを揃える豪華布陣で、今大会最強クラスのチームの一つ。
勝利、1位通過、と勢いに乗るベルギー。かたや負けながら辛くも決勝トーナメント進出を決めた日本。
これが、立場が逆だったとしても自力の差で勝つのはきついが、相手の方が雰囲気的にも良いので正直厳しい結果が予想される。
ただ、ここまで来たのだから是非頑張って、日本初の決勝トーナメントで勝利を挙げてほしい!!