普段はアニメや映画などの感想を書いているのだが、自分は漫画も好きでよく読んでいる。
その中でも待望の新刊「3月のライオン14巻」が遂に発売された!(^^)!
この3月のライオン、基本的にここ数年は年1巻のペースでしか新刊が発売されない為、ファンとしては「年1回ある誕生日プレゼント」的な商品にすらなっている。
そして最近は9月に出される事が多かったが、今年はなかなか発売されず、販売予定日も公表されず「14巻はまさかの年越しになるのか・・・?(/ω\)」との不安もよぎった。
実はその不安にも根拠があった。
というのは、この3月のライオンはプロ棋士の先崎学9段。彼が将棋に関しての様々な提案やアドバイスをしながら、この作品は作者の羽海野チカさんと作ってきた。
しかし、その先崎学9段は去年の9月にうつ病を発症。今年の6月にはなんとか対局に復帰したが、その空白の期間は作品作りが困難であった事を考えると、これは仕方ないという思いもあった。
しかし、そんな大変な状況であったにも関わらず、年内に14巻を出してくれた事に心から感謝をしている。
そして、この14巻の発売を記念して電子書籍限定で「ハチミツとクローバー」の未収録話が2つ販売。
「君は僕のたからもの」「やさしい風」
実はハチクロも好きで全巻読破。何度も繰り返し見た、思い入れのある作品。
丁度自分が学生時代に流行った作品だった。甘酸っぱい青春時代の生き方や恋愛描写に「俺もこんな恋がしてみて~」と思ったものだ。(しかし、現実は厳しかった・・・(T_T))
・・・まあ、そんなどうでも良い事は置いといて今回は14巻の感想を書いてみたいと思う。
3月のライオン14巻
14巻は大きく分けて2つの構成になっている
①あかり、林田先生、島田8段。3人の関係
②駒橋高校の将棋の職団戦
①あかり、林田先生、島田8段。3人の関係
ピーナッツの甘煮という新商品の開発の為、川本家でピーナッツの皮むきを手伝う事になった零。
そこで、「どうせなら林田先生と、島田さんにも手伝ってもらいましょう」と2人を呼び出す。
しかし、島田8段は来られず林田先生のみ手伝いに参加。
一歩リードするチャンスであったが、ひょんな事から別日にハゼ釣りに行くことになり、それには島田8段も参加。
そこで思い切って林田先生は島田8段に尋ねる。
「あかりさんの事、どう思っていますか?」
それに対して島田8段の答えは
「わからん・・・」
理由はどうしてもタイトルが欲しいから。
自分は天才ではない。だからタイトルを獲る為には将棋に100%ぶっ込みしないといけないから。
この画には笑ってしまった。島田8段によると、他の有名なプロ棋士は皆大なり小なりの才能という翼をもって空を飛べるが、自分にはそんな才能は0。
その代わり人力の翼だけで彼らと渡り合っている。それを誇りにも思うが、人より数倍大変だそう。
結局、この2人の仲がさらに深まっただけで、あかりとの恋の進展はなし。
加えて零が婚約者としてアプローチを試みているひなが
「零ちゃんとお姉ちゃん(あかり)すっごいお似合いだと思う」と言い出す始末(/ω\)
零君よ、おじさん2人の恋のアシストをしている場合ではないのかもしれないよ~(;^ω^)
②駒橋高校の将棋の職団戦
この話は相当面白かった。(*^^)v
まず、駒高の教師達がまさかの全員闇落ち。
「絶対勝てる必勝法を教えろ~」とか言い出す等、零では手に負えない状態に・・・。
(そんなんあったら、皆使っているわ(笑))
しかし、なんとか勝ち上がり初のBクラス入りがかかった試合の対戦相手があの
「ハチミツとクローバー」の「藤原デザイン」
久しぶりすぎる登場にちょっと感激。
参加メンバーは
・花本修司 アマ三段 好きな囲い「美濃囲い」
・野宮匠 アマ二段 「横歩取り45角戦法」
・真山巧 アマ二段 好きな囲い「ビッグ4穴熊」
・高井戸さん アマ二段 好きな戦法「ツノ銀中飛車」
・経理、金子さん アマ1級 好きな戦法「カニカニ銀」
なんとも懐かしいメンバー。そして以外にも全員将棋強いんだな~って感じだ。
果たして、闇落ちした駒高の教師達は太刀打ちできるのか!? その結果がこれだ
2勝2敗で迎えた最終戦は真山VS生活指導の黒岩先生。
黒岩先生はアマ1級の為、真山の方が階級は上だがここで黒岩先生が野生の力を発揮!!
飛び出したのは「原始棒銀」
原始棒銀とは棒銀の最も基礎のようなもので、別に原始人になる必要はないが、今回は闇落ちからの原始化で見事勝利。今まで出番も活躍の機会も少なかった黒岩先生の大きな勝利により、橋高は初のBクラス入りを決めた!
いや~今回の14巻は中身が濃かった。特にハチクロメンバーが3月のライオンに出演したのは嬉しかった。
ちなみに、この巻のやり取りのなかで
・野宮と山田さん → 結婚し、野宮の実家の山に登り窯を作り作品作りに励んでいる。
・真山とリカ → 「俺の彼女」と真山が言っているので二人は恋人の関係に。
・花田先生とはぐ → 今も2人は一緒。ただどういう関係なのかは不明。
こんな、ハチクロのその後の話がさり気なく知る事ができたのも良かった!(^^)!