アメフト悪質プレー問題 加害選手が記者会見 そこで見えてきた真相とは?

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今日はいつもと違うジャンルの記事を書いてみます。

連日ニュースでもピックアップされ続けている、日大のアメフトの悪質プレーに関する問題。

先日内田監督が一応の謝罪会見を開いたが、そこでは結局肝心の「監督が悪質プレーの指示をしたのか、していないのか」は明言されず「これから調査して、文書で回答する」の一点張りだった。

なぜ、その疑問に対して「調査」が必要なのか?単に監督がイエスかノーか回答するだけなのに・・・と思った人は多いのではないだろうか?

 

今回の会見。まず自分としては加害選手がこのような公の場で会見する必要があったのかという点。

彼はまだ20歳の大学生で決してプロのアスリートというわけではない。学生競技が「教育」の一環で行われている前提がある以上、その過程で発生した問題に関してはチームやその所属組織である大学に責任がある。

このような場に、普通の大学生が顔と実名を出せば、心無い言葉をSNS等に投稿して批判したり、最悪の場合は個人情報である住所や家族構成などを晒されて、大変な事になる。

そうなった場合、彼の将来はどうなるのか?そんなリスクを負ってまだこの会見をする必要はなかったと自分は思っている。

ただ、一方でそれでも行ったのは一つは彼の責任感の強さからくる「真実を話して、きちんと謝罪したい」という気持ち。

そして2つ目に「自分が指示したと話してくれない監督、コーチへの不信感」がある。

ただ彼は会見の中で監督やコーチに対する心情を問われても「自分はコメントする立場にない」と一貫して話さなかった。

会見の内容についてはこちらを参照

https://www.youtube.com/watch?v=fuA9IO7ArTY

 

この会見ではこれまでと異なり、かなり具体的な内容を話されておりほとんど事実と考えても良いと思った。

これまでの情報とほぼ相違はなく、

・内田監督やコーチが意図的に加害選手に異常なプレッシャーをかけていた

・コーチの発言「監督にお前をどうしたら試合に出せるかを聞いたら、相手のクォーターバックを1プレー目でつぶせば出してやると言われた。『クォーターバックを潰しにいくんで、僕を使ってください』と監督に言いにいけ」と言った

・それを受けた監督は「やらなきゃ意味ないよ」と言った

・コーチはさらに「相手のクォーターバックがケガをして、秋の試合に出られなかったら、こっちの得だろう。これは本当にやらなくてはいけないぞ」「『できませんでした』じゃすまされないぞ。わかってるな」と念押しした。

 

どうだろう?指示の乖離云々では無く、完全に監督・コーチが「ケガをさせろ」と具体的に指示している。しかも、周囲の何人もの人間が聞いている。

この会見を受けてもまだ大学側は「指示は無かった」と言っているのだから、自分にはその感覚が理解できない。「今回の件を真摯に受け止める」等と言っている事に矛盾しているように思える。

大学側が今後取るべき対応としてはまず「指示があった」と認めた上で、そのような事を行った理由を正直に説明。そして、改めて関西大学や被害者側への謝罪とケガに対する慰謝料などを含む責任を取ることが大事なのではないだろうか?

この件を早く終息に向かわせたいのであれば、そのような誠実な対応をする方が早いと思える。何にしても日大、内田監督やコーチにはきちんとした対応をしてもらいたい。

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