今回のミッションは爆破予告をしている「蒼の使徒」の発見と爆弾の除去。
社長の福沢諭吉から「武装探偵社の存続とプライドをかけた戦い」だ~~~とかなり気合いを入れて仕事するようにとご指示あり(‘◇’)ゞ
そんな忙しい時に太宰は、助けた佐々城女史とのんびりカフェデート。そこに国木田と中島敦も合流。
かつてテロを起こした蒼き王について議論。佐々城は「蒼き王が今も生きている可能性がある」「法で裁けない凶悪犯を対象にしていた」等と結構詳しいご様子。
ここで佐々城の男性のタイプを太宰が聞くと「理想に燃え、何かに打ち込むタイプ」
それを聞いた太宰「それ、完全に国木田君じゃない?」と言われ、国木田は佐々城がタイプっぽいので狼狽。太宰が国木田の「理想ノート」に書かれている理想の女性の内容を見せると「国木田様、これはないです」といきなりフラれる(T_T)
そんな時乱歩から連絡あり。爆弾の場所が分かり、釣具屋の駐車場にある車だそう。
その爆弾の通信機が旧国防軍施設にあるとの情報で駆け付ける3人。その時、タクシー運転手が死亡と連絡。手の平に「00」という数字の刻印がされていた。
旧国防軍施設に到着。しかし、国木田が数字の魔方陣に囲まれる。敵の異能者が能力を丁寧にご説明してくれる。(;´∀`)
・遠距離から魔法陣でターゲットを捉えると能力発動。
・手のひらに数字が出現し、カウントダウン開始。
・その数字が「00」になるとターゲット死亡
・さらにカウントダウン中はどこにいようと、好きな方向に吹き飛ばせる
・・・個人的にはちょっと強すぎる能力な気が(*´Д`) この能力に捉えられないようにするのがそもそも難しいし、捉えられたら短い時間で死亡が確定する。しかも数字が0になるまでの間、いい様に相手に操られる為、実質死ぬまで何もできない。
文豪の異能者の能力は、他のバトル系漫画ならエース級の能力がバンバン出てくるから本当に凄い!!
この異能者が爆弾の解除キーを破壊してしまう。太宰は通信機に辿り着くも、異能力のない普通の「ゴリマッチョ」が相手。異能者に対しては無敵の太宰も、普通の人間だと武器の能力が使えないため不利。そこで国木田と太宰がバトル相手をチェンジ!
太宰が数字のカウントダウンを無効化し、国木田は肉弾戦に優れるため普通に撃破。異能以外の相手とも普通に戦って勝てるという点で、総合力では国木田のほうが太宰より上な気がする。
さらに、壊された解除キーを「独歩吟客」で作成。独歩吟客の能力だが
・国木田が1度目で見て、機能を理解したものを作成できる
・大きさが「理想手帳」サイズに限られる
サイズ制限は厳しいが、1度でも目で見て、機能を理解したなら何でも作成して出現させられるのはかなり万能な能力だ。
無事、爆弾の起動を止めた。太宰が真犯人にメールを送って来るように伝えた。
そこに来たのが、六蔵と佐々城。そして佐々城が六蔵を銃で撃つ。
佐々城は蒼き王の恋人で、今回の事件の黒幕だったとカミングアウト。
佐々城「もう疲れました。私は解き放たれたいのです」
太宰は自分は撃てないが・・・と言いながら六蔵に銃を渡す。六蔵は父親の仇だと、瀕死の状態で銃を佐々城に撃ち、両者死亡。
太宰「誰も悪くない。この結末しかなかった」
「正しさとは武器だ。それは傷つけることはできても、守り・救済することはできない」
「佐々城さんを殺したのは蒼き王と君(国木田)の正しさだ」
「君がその理想を求める限り、いつか君にも青き王の炎が宿り、周囲ごと焼き尽くす」
国木田「それでも進んで突き抜ける!俺の理想を舐めるなよ!」
感想
蒼き使徒ストーリーはこれで終了。
今回は結構深い話だった。「理想」「正義」一見すると素晴らしく、ポジティブな言葉であり概念。
しかし、多くの争いが互いの理想や正義の違いから生じており、相手の考えを受け入れられない事から、憎しみに発展し、最後は戦争になる。
そもそも、人間は根本では「自分が最も正しい」と思っており、それと異なる考えを端的に表現すれば「悪」だと思っている。だから、そういう相手に嫌な感情を持って、喧嘩をしたり無視をしたりしてしまう。
自分と異なる正義=「悪」。そして「悪は倒さなければならない」というのが「正義」であり、悪なき世界が「理想」なら、
理想の実現の為には、正義という名の暴力で自分と異なる人達を滅ぼさなければならない。
自分の正義に固執すると、こんな暴論が成立してしまう。太宰は理想や正義がもつ危うさを理解しているため、国木田に伝えたが、あまり受け入れられていない。
果たして、この二人は今後もコンビとしてやっていけるのか・・・?