未熟者の初心者ながら、ブログをやっている人間にとってショッキングなニュースが入ってきた。
人気ブロガーHage-Xこと岡本顕一郎さんが、ネットで恨みを募らせた松本英光容疑者(42)に殺害されるという痛ましい事件が6月24日に発生した
事件の概要
2018年6月24日(日)20時ごろ、福岡県福岡市の旧大名小学校跡地でインターネットセキュリティー会社スタッフの岡本顕一郎さんが背中を刃物で刺され死亡。
この日、岡本さんはITセミナーを行っており、セミナー終了後トイレに行った際、待ち伏せしていた松本容疑者に襲われた。
犯行の動機とは?
松本容疑者は福岡県在住の無職。ネット上でいわゆる「荒らし」行為をしていた事から「低能先生」などのワードで多くの人に揶揄されていた。
その行為に対して批判や、通報された事を恨んだ事が犯行の動機になっている様子。
しかし、それでなぜ岡本さんがターゲットになったのか、その理由が不明慮な部分がある。
凶行に至る犯人の心理
松本容疑者は自分でも引きこもりと言っており、他者との接触がリアルの世界では家族とくらいしかなかった可能性が高い。
その容疑者にとって、唯一自分の心情を吐き出せるのが「ネットの世界」だった。
歪んだ心を書き出し、例え多くの批判があってもそれで他人から注目を浴びれるのは松本容疑者にとって「誰かに気にしてもらえる」という一種の快楽的感情があったのかもしれない。
そんな自分の唯一輝ける場所!?を、松本容疑者からすると「理不尽に奪われた」と憎悪を募らせた。そして、自分を批判し、通報した1人の存在にして、有名ブロガーの岡本さんが、自分の住んでいる近くに来ることを知り、犯行に至ったと思われる。
今後、このような事件に巻き込まれないためにはどうすれば良いのか?
あまり言いたくないが、残念ながら世の中には松本容疑者のような、いい大人であるにも関わらず精神年齢が幼稚で、短絡的な言動しかできず、他人に不快感ばかり与える人が一定数存在する。
このような事件に巻き込まれないよう、自分でできる事として
①ネット上で他人の批判を無闇にしない。どうしても意見をしたいなら、言葉や伝え方に配慮し、相手に不快感を与えないようにする。
②配慮しているにも関わらず、不当な批判をする意見は無視する。それでも続くようならサイトの管理人へ通報する
③個人情報の扱いに慎重になる
くらいだろうか?ただ、有名ブロガーになると、自分のノウハウをセミナーする事を仕事にする人も多い。今回のように、普通にセミナー情報を公開すれば、その人がいつ、どこに来るのかは誰にでも分かってしまう。今回はそこで待ち伏せして襲われている。
こうなると、対策としてセミナー講師等する時は催涙スプレーや、アラーム等の防犯グッズを常時携帯しておくしかない。
誰かにボディーガードが頼めれば良いが、一般人のセミナー講師には難しいと思われる。
日本は世界の中では平和と言われているが、これからはそうでもない世の中になりそう。ネット全盛期の今は、誰もが、どこで、誰に恨まれるのか分からない。だからこそ常に「いつ、自分に恨みを持った人間が襲ってくるか分からない」事を前提に備えをしておく必要があるのかもしれない。
・・・なんとも殺伐とした世の中になったな、と感じて少し悲しくなった事件だった。