冒頭、夢の中で話しをする社長のジョージとはな。
そこには、花嫁姿のはながいた。
そして、現実世界でも対峙してしまう二人。
ジョージははなに、お花のプレゼント。花言葉は「永遠の幸福」
しかし、それを拒絶するはな。
ジョージは語る。
「どう頑張っても、人の未来は破滅へと進む」
「君は、人に悪い心が無いと言えるのか?」
ジョージとしては、どれだけ頑張ったところで、人の愚かさ、人のもつ悪い心などのネガティブな部分はどうしようもなく、結果として絶対にどんどん悪い方向にしか進めない。
だったら、できるだけ多くの人が幸福な状態。これは多分、景気などで言えば、もっともバブリーでいい時期、ピークを指すのかなと思う。
そして、今がその幸福のピーク時期なので
「今、時間の流れを止めるのが多くの人にとって最善策なんだよ」
というのがジョージの主張。
またジョージはこんな事も言っていた。
「人は一つの夢が叶えば、また次の夢を叶えようとする。それが欲望の連鎖を生み、それが未来を鎖す原因になっている」
さすが、クライアス社の社長。非常に深い言葉だと思った。
この言葉。「夢」というポシティブな言葉が入っているのでイメージが湧き辛いが、「欲」と置き換えると分かりやすい。
例えば社会人だと、まず学生時代は「安定した、それなりの企業に就職したい」
そして、就職が叶えば「出世して、もっと給料が欲しい」
それも叶えば、もっとお金が欲しくなって、ハイリスクな投資をしてしまったり、最悪は会社の金を横領したり・・・
ちょっと妄想が入っているかもしれないが、欲の負の連鎖ってこんな感じじゃないだろうか?
人の欲望に際限がないのは事実だが、自分は「欲」そのものが悪いわけではないと思う。
「欲」が無ければ、人は何も頑張らないと思う。
・「お金がもっとほしい」
そう思うから仕事を頑張る
・「素敵な恋人がほしい」
そう思うから、運動をして体型をきれいにしようとしたり、オシャレをしたり、異性から好かれるように人間性を磨いたりする
・「家族と一緒に過ごす時間がもっとほしい」
そう思うから、仕事や家事を効率よくしようと頑張る。
よくいう「モチベーション」は「欲」とイコールの関係にあり、モチベーションを高めるとは自分の欲を認識し、なぜ頑張るのかをはっきりさせる行為と言える。
大事な事は「欲」が求めすぎると際限がないことを理解し、その向き合い方なのかなと思う。
そして、今回は衝撃の画が!それがこちらだ( ゚Д゚)
これって、大人Verのはな??
オープニングのはなの花嫁姿のフラグといい、ここから考えられるのは
「未来では、はなとジョージは結婚して夫婦だった」
こんな衝撃の結論が導き出される。
しかし、何かしらの理由で幸せな二人が不幸な状況になった。
そして、時を止める事と、はなとの対話に異常なほど固執しているジョージ。
ここからは、自分のあまり根拠のない推察だが、その不幸な状況になった原因がはなにある。
それは多分
「人を信用して、応援する」
「困っている人には、自分が多少犠牲になったとしても手を差し伸べる」
そういった事を未来のはなは行っている。それは「輝く未来があると信じている」から。
しかし現実は助けた相手に裏切られる。さらに多くの人がはなの事を「偽善者」呼ばわりする等して批判する。
その結果、はなは心が壊れてしまい二人の幸せは途端に終わってしまった。
だからジョージは過去に来て、今のはなに
「人なんて助けてもいいことはない。だから、そんな事は止めて僕と君、二人が幸せになることだけを考えてほしい」
こんな思いが心にあって、今のような振る舞いなのかもしれない。
この辺りのジョージの心の中身は、ハグプリもいよいよクライマックスに近づいてきたのでもうじき分かるだろう。
この名作が、最後どのようなフィナーレを飾るのか!?
いよいよ目が離せなくなってきた。