映画「亜人」 死なない人間同士の死闘が迎える結末とは(ネタばれあり)

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去年公開の「亜人」

遂にWOWOWでも視聴可能になった為観てみた。

ちなみに、漫画の原作は未読で視聴。

あらすじ

病気の妹を救うために研修医となった永井圭は、ある日交通事故に巻き込まれる。

しかしその直後に蘇生。彼は日本で三番目の亜人とし保護という名目で厚生労働省の秘密機関に収容され非人道的な人体実験のモルモットにされる。

実働の指揮を取るのは厚生労働省の戸崎。そんな圭の収容される組織に、佐藤と名乗る男が襲撃してくる。彼こそ日本人最初の亜人であり、かつて長きにわたって想像を絶する人体実験を受け続けた男だった。

佐藤の傍らには同じく日本人の亜人佐藤に救われ人間へ激しい敵意を抱いている田中がいた。

佐藤は圭に対して共闘を申し出るが、圭にはそれを断り一人施設から逃亡する。

圭の取り込みには失敗したものの佐藤は人間への事実上の宣戦布告をする。佐藤の周りには組織に確認されていない亜人が何人もいた。

亜人対策の中心である厚生労働省に大掛かり爆破テロを仕掛け、人間を圧倒する佐藤に対して戸崎らは後手に回る。

一方、圭は全国指名手配の身となり逃亡を続ける。圭の妹・慧理子(浜辺美波)は戸崎の部下・下村(川栄李奈)が保護監察していた。

その場を田中が襲撃、慧理子の目には映らない亜人の操る人型の特殊な分身IBM(インビジブル・ブラック・マター)が迫る。なす術はないかと思われたが下村がIBMを発動させる。下村もまた亜人であった。

佐藤の度重なるテロ行為を目にした圭は戸崎に共闘を申し入れる。決して自分の受けた人体実験を忘れたわけではないが敵の敵は味方だとして、佐藤との戦いを決意する。

佐藤の次なる標的は自身への人体実験をもとに生物兵器を作り出したグラント製薬。圭と戸崎は佐藤・田中らの襲撃にそなえグラント製薬本社で待ち構える。

最終決戦。田中は戸崎と下村が迎え撃ち、佐藤には圭が対峙する。圭も佐藤も自身が亜人であることをフルに生かした作戦を持っていた…。

(HPより)

 

亜人の設定を簡単にまとめると

・絶命することで、それまでの傷等全てリセットされた状態で何度でも復活できる

・死亡時、最も大きな肉片がある場所で復活できる

・復活はするが、普通に痛みはある

・IBMという、包帯グルグル巻きの分身を出して操れる。普通の人間には見えないが触れる事は可能

・それ以外は普通の人間と基本一緒

感想

一言で言うと「絶命・リセット復活」の能力を生かしまくったスピード感あふれるバトルシーンが非常に見応えのある映画!!

 

基本的に人間は死ねば終わりだし、バトルにおいては「即負け」が決定する。

だからこそ、多くの映画におけるバトルシーンでは、あの手この手で死なないように攻撃を回避しつつ、相手にダメージを与えようとする駆け引きが面白い。

しかし、この映画での亜人は「死なない」事に加えて「絶命・リセット復活」がある。

この為、亜人同士の対戦で最も重要なのは防御でも攻撃でもなく「自分が死にたいタイミングで死ねるか」どうか。その能力を生かす為、バトル中佐藤は自分が不利な状態になったら、こめかみに銃を撃って「即死→完全復活」を何度も繰り返していた。

戦闘中に自分から積極的に死ぬことを選択するのは、多分この亜人くらいでしか観れないと思う。

そして佐藤健、綾野剛のイケメン俳優二人が繰り出すアクション。佐藤健はるろうに剣心で壁走りを披露する等、身体能力の高さは俳優の中では屈指のものがあり、今回も多彩なアクションでその能力の高さを見せてくれた。

綾野剛は色々な役柄を演じれるオールマイティさが売りだが、アクションも「新宿スワン」等でも披露しており、肉体も相当鍛えられている。

顔が良くて、体もバキバキの2人の絡みは女性ファンならたまらないのではないだろうか?(;^ω^)

さらにIBMとのコンビネーションバトルもエンタメ性をより高めてくれる要因になった。現実の人間とCGキャラクターとで実質2対2のバトル。

現実的な動きと非現実的な動きの組み合わせがさらに面白さを増していた。

戦闘シーン以外ではあまり見どころはない映画だったが、亜人の特性を生かしたワープは凄かった。

潜入する為に、自分の腕をわざと切り落として仲間に運ばせ、自分は材木破砕機にわざと巻き込まれ死んでから、手のある場所で復活!!

・・・幾ら後で復活すると分かっていても絶対できない(/ω\)

てか、これ死に方はいつものこめかみに拳銃じゃダメだったのか?

 

映画の話を楽しむというより純粋にアクションを観て、スカッとしたい!そんな人にお勧めの映画であった。

 

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