映画「ペット」 テーマ性でなく、アトラクション的要素をとことん追求した娯楽映画(ネタバレあり)

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劇場公開は2年程前から公開されていて、実はずっと「ちょっと観たいな~」と気になっていた映画がこの「ペット」

遂に!! 遂にWOWOWで公開されたので速攻録画して視聴(*^^)v

(ちなみに、子どもと一緒に楽しもうと吹き替え版を録画)

あらすじ

人間達に飼われている様々なペットが家でどんな事をしているのか?

主人公である犬の「マックス」を中心に繰り広げられる大冒険!

 

感想

①映像がすごい

制作はあの「ミニオンズ」で有名なユニバーサルスタジオ。車が疾走するシーンや、鷹が空を飛ぶシーンなどはスピード感もあって、映画館で3Dとかで観たら面白そう!!

キャラクターの動きはリアル感もありつつ、コメディ的な動きに違和感はなく良かった。

やはり映像技術に関して言えば、日本よりアメリカのほうが進んでいるのは認めざるを得ない。

②いい意味で「裏切られる」話の設定

自分が最初この映画に期待していたのは「家で待っているペット達が、人間のいない間にどんなやんちゃをしているのか?」という内容をアメリカ特有のコメディを交えて観る事。そして、予告や宣伝でもそのようなニュアンスがだった。

しかし、映画のほとんどが家の中より外でのペット達の大冒険を描かれている。確かに序盤はダックスフンド(バディ)が電動泡だて器でマッサージをしたりして、「ええ~そんな事してたの」的シーンがあるのだが、すぐ終了(T_T)

個人的にはもうちょっと、そういうシーンが観たかったよ~(笑)

③うさぎの「スノーボール」がキャラ強すぎて、主人公より目立っている

最近のうさぎはやたらと強い。「ズートピア」でも主人公はうさぎであったが、今回は敵のボスキャラ的存在。

これがまた、小さいのに映画で2回も大型車をハイジャックして、運転するわ(ファイティングドリーあたりから、動物が車の運転するのが普通になってきているような・・・(;^ω^))ニンジンを一瞬でかじって、あらゆる鍵穴のキーを作成できるわ、とどめに声はフリーザ様orバイキンマン(声優:中尾隆聖)

しかも、最後は悪役であるにも関わらず、敵である主人公達を命がけで救い出す「優しさ」まで見せてツンデレ振りもしっかりアピール(*´▽`*)

完全に、主人公よりキャラが立っていた。

 

まとめ

まず、面白いか・面白くないかで言わせてもらえば、個人的には間違いなく面白いと思う。実際何度も笑ってしまうシーンがあって、映画でこんなに笑ったのは結構久しぶりかもしれない。

ただ、同じような動物映画の「ルドルフとイッパイアッテナ」のように深いテーマ性はほぼ皆無。設定の矛盾点などツッコミ出したらほぼ全部になってしまうような内容。

この映画は「難しい事は考えず、頭を空っぽにして楽しもうよ」というテーマで作られた娯楽映画。それは、遊園地のアトラクションを楽しむような感覚に近いと思う。

子どもと観ても良いが、平気で家の中をグチャグチャにしてそれでお咎め無しだったり、良くも悪くも「アメリカ流、ブラックユーモア」も多い為、良い事・悪い事の分別がまだつき辛い年齢層の子どもには良くないかもしれない。

大人が、何も考えず、笑って映画を観たい時。大勢で集まってパーティーでもしながら観るにはいいかもしれない。

 

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