実写映画「斉木楠雄のΨ難」 まるでバラエティーなギャグ映画(ネタばれあり)

スポンサーリンク

元々週刊ジャンプの原作漫画「斉木楠雄のΨ難」

自分は原作未読だが、かなりシュールなギャグ漫画らしい。

 

感想

鑑賞後の感想を一言で言えば「面白いが、どちらかと言うと笑えるバラエティー番組を観たような気分」だ。

まず、全体の雰囲気としてどっかで観た事あるような気がする・・・と思った時に真っ先に浮かんだのが「実写版銀魂」である。

世界観の設定こそ違うものの、シュールさは同種。と思って確認すると監督が銀魂と同じ福田雄一監督。

(なるほど!と納得(;^ω^))

 

あらすじ

生まれながらに全能に近い超能力を持つ斉木楠雄。現在高校生。

高校の文化祭が開かれるが、この時のひそかな楽しみである一人温泉旅行。

しかし、学校側から「問題があったら文化祭を中止する」と言われる。

問題だらけの文化祭を、その超能力を使ってなんとか最後まで問題を処理しながら終わらせようと奮闘するが・・・

 

斉木楠雄の能力

・テレポート

・アポート(同価値の物体の入れ替えを行う)

・透視

・半径200m範囲の人間の心を読む

・サイコキネシス(遠方の物を動かしたり、信号を操作したり・・・)

・洗脳

・周囲を凍らせる

・目が合った人間を石にする(メデューサと一緒( ゚Д゚))

これらの能力は頭の変なアンテナみたいなので制御されての状態。制御が無くなると地球が滅んでしまうという、少年漫画的設定。

 

とにかくツッコミ所が多い

・画像、配役、芝居共にチープすぎるがそれがいいのか!?

今の時代にあからさまな合成だと分かる映像。演出している俳優達もとても高校生には見えないオッサン連中が普通に演じている為、全く高校生に見えない。

さらに、漫画での「ガーン!!」みたいな芝居をそのまま実写でやるものだから、観ていてものすごい違和感。

しかし、通常の映画であれば全てネガティブな要素なのだが、この映画だとそれが逆に「強み」になっているのがこの映画の凄い所。

・文化祭の中止。別に良くない?

これをそもそも言ってしまうのは良くないのかもしれないが、あれだけ全能力を持つ斉木楠雄。

たった年に1回の温泉旅行!? 彼の力なら別に普段の休みの日にでも行けるのでは?

あんな危険で大変な目にあってまで、文化祭を無事運営させる必要性に最後まで納得はできなかった。

 

この作品は映画というよりは、「とにかくゲラゲラ笑いたい」時に丁度いい、「バラエティー的ムービーエンターテイメント」(よく分からん( 一一)) なので、あまり難しく考えずなんか観たい時にはいいかもしれない。

スポンサーリンク