錦織圭 2018バルセロナ大会2回戦 疲労困憊もあり途中棄権

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2018 バルセロナ大会(大会グレード、ATP500)

2回戦(錦織は今大会第14シードの為2回戦から出場) 対G・ロペス

3-6 2ndセットで錦織圭リタイア(T_T)

1stセット

立ち上がりからネットを積極的に取るなどプレー。ただフットワークが重く、明らかにコンディションが良くない様子が見られた。その為省エネでポイントを重ねていく戦術で挑んでいたと思う。

体が思うように動かないので、全てのショットでイージーなミスが出てしまう。3-3まではなんとかキープ合戦だったが、限界を迎えここから2ブレークダウンでセットを落とす。そして2ndセット、最初のポイント追いかける事もできず棄権となる。

 

錦織の状態や今後の展望

まず、錦織自身復帰直後に予定外の早さでマスターズというビックトーナメントで結果が出たこと。これには自信がつくなどポシティブな面がある一方、まだ体が戻り切っていない状態で、激闘が続いた事による故障のリスクが増大する等ネガティブな面の両方がある。

今回は会見で右太ももなど3か所程痛みがあり、ウォームアップの段階で痛みがあったそう。おそらく筋肉痛からの痛みで、疲労が回復しきれていないことが原因の様子。一番心配される右手首の故障の再発は今のところないようなのでとりあえず安心している。

正直、この大会はモンテカルロで決勝までいったので、スキップしても良いのではと思っていた。ただ2014、2015シーズンで連覇、2016シーズンもナダルに敗れはしたが準優勝したこの相性の良い大会に参加したいという事。そして、プロとして安易なスキップはしたくないという義務感、「こんな状態だが、やってみたら意外とできるかも」という期待(2014全米もコンディション最悪だったが準優勝)など色々な要因があって参加したのだと思う。

ただ、仮にこの試合に勝った所で次に当たるのはナダル。今の疲労困憊の錦織ではナダルに勝つ見込みは厳しく、リベンジマッチにチャレンジするタイミングとしてもあまり最適でないと思われる。

得られるポイントもわずかばかりである事を考えると、この試合棄権してくれてむしろ良かったと個人的には思っている。

5/6~開催のマドリード、その翌週にはローマとマスターズが2週連続で予定されている。ここはしっかり休養をとって、この2大会でなるべくベストなコンディションで臨んでほしい。

今考えるべきことではないが、来シーズンからのクレー大会のスケジューリングが難しい気がする。錦織は相性の良いバルセロナに参加する為これまでモンテカルロはスキップしてきたが、今年準優勝した為ポイントのディフェンドを考えるとスキップするのも難しい。

しかし、そうなるとバルセロナはスキップするのがコンディションを考えれば賢明に思うが錦織はそれで納得するのか?

個人的にはバルセロナは今シーズンもポイントほぼ無いので、スキップしてモンテカルロ、マドリード、ローマ、そして全仏と大きなポイントが得られる大会に力を集中してほしい。

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