2018シンシナティ(マスターズ1000) 1回戦
錦織圭 対 A・ルブレフ
7-5 6-3 で錦織圭勝利!(^^)!
1stセット
第2リターンゲームで相手のダブルフォルトもあっていきなりブレークに成功。2-0
そのままサービスキープが続いて迎えた第9サービスゲームにして錦織のサービング・フォア・ザ・セット。
30-0までいき、すんなりセット奪取となるかと思われたがミスが出て2回あったセットポイントも生かせずブレークされてしまう。
第10リターンゲームも相手にキープを許し5-5。
6-5で迎えた第12リターンゲーム。ここも相手のダブルフォルトとエラーが重なり40-0とトリプルセットポイント。ここを一発で取ってセット奪取!!
2ndセット
第3サービスゲームで先にブレークを許すも、直後の第4リターンゲームで即ブレークバックで2-2のイーブン。
キープが続いて迎えた第8リターンゲームで40-15のダブルブレークポイントを生かしてブレーク!
第9サービスゲーム。錦織のサービング・フォア・ザ・マッチ。1stセットの反省を生かしここはラブゲームキープでゲームを締めた。
スタッツ
1stサーブの確率54%、ポイント率73%、2ndサーブのポイント54%。1stサーブの平均速度107mph
サービスエース3本 ダブルフォルト5本
ルブレフの2ndサーブのポイント率35%
ウィナー17本(フォアが8本、バックが5本)
アンフォースドエラー28本(フォアが12本、バックが11本)
A・ルブレフ
出身国:ロシア 20歳 身長188cm 右利き バックハンドは両手打ち
世界ランキング:37位
去年の全米でベスト8、ネクストジェネレーションATPファイナルで準優勝で一気に知名度を上げた次世代の実力ある若手の一人。
長身から繰り出すサーブとフォアハンドの破壊力。それにフットワークも良く錦織の振り回しにも良く耐えていた。
しかし、ミスが多いのとプレッシャーもあったと思うが2ndサーブのポイント率が低すぎて計4回のブレークを許してしまった。
この辺りはミスを抑えて我慢するプレーや、2ndサーブの配球をどうするか。これらの課題をクリアしていけばトップ10入りも可能な選手であり期待したい。
錦織圭
最近好調だったサーブの調子が少し落ちている。最終的な1stサーブの確率54%はとても悪い数字というわけではないが、やはり60%はキープしておきたい。ただポイント率自体は良い為、確率をもう少し上げて行けば上位ラウンドでも勝てるサーブになる。
気になるのは1stサーブの平均速度が107mphと普段より遅い事。(普段は大体110前半は出ている)
肘や手首、背中などの体に違和感があって振り切れていないのか?或いは敢えて速度を抑えて確率重視にしてみたら余計に確率が上がらなかっただけなのか・・・?
後、またダブルフォルトが固まって出る時があった。ダブルフォルト自体は仕方ないが、まとめて出る事はなるべく避けたい。
ウィナーに対してミスが多いのも修正が必要。錦織のプレースタイルからしてミスが出るのは仕方なく、ウィナーよりミスが多少多いのは許容範囲だが、今日は多すぎる。やはりバックの調子が先週から落ちたままなので、全米までには戻しておきたい。
スタッツだけ見ると「よく勝てたな~」という内容だが、勝負所でギアをきっちり上げてポイントを取った結果。試合勘は以前の状態に近づいている為、後はバックやサーブのちょっとした修正ができれば全米で活躍できる状態になると思われる。
その為にもこのシンシナティでいい結果を出しておきたい。