4月15日、日本時間で18:00~開始予定の「マスターズ1000 モンテカルロ大会」の1回戦に錦織圭が登場!!
しかし、この初戦にいきなり強敵のベルディヒと相変わらずドロー運がない(~_~;)
まあ、久しぶりにノーシードで出場する為、ある意味仕方ないとも思われる。
このモンテカルロだが、他のマスターズ大会と違って唯一トップ選手に出場義務が課されていない。その為か錦織は2012年以降モンテカルロに出場せずにコンディションを整え、相性のよいスペインの「バルセロナ(ATP500)」「マスターズ、マドリード大会」で結果を残してきた。
でも、今の錦織はそんな事は言っていられない。1試合でも多く試合をこなし、試合勘や体力を取り戻していく必要があるからだ。
対ベルディヒ。試合予想
ベルディヒとの対戦成績は過去4勝1敗。直近では2015年のツアーファイナルでフルセットの末勝利している。
しかし、唯一の1敗が2012年のモンテカルロ大会の3回戦という気になるデータもある。残りの4勝は全てハードコート。
錦織はハードコートが強いイメージだが、ここ数年はクレーコートでの活躍も目立つ。2014年はバルセロナ大会で優勝した直後のマドリード大会で、準優勝。この決勝戦もあの「クレーキング」ナダルから1stセット、2ndセットと圧倒的に試合を進めていたが、途中で足に異常が来てまさかのリタイアで敗退。テニスの試合に「もし」等考える意味もない事は百も承知だが、もし体に問題がなければあの試合はほぼ勝っていたと思われる。
2015年はクレーコート勝率全選手中第3位。(1位、2位はナダルとジョコビッチ)
2016年もバルセロナ準優勝、マスターズのマドリードとローマは共にベスト4とまずまず良い結果を残している。この3大会、負けたのはナダルとジョコビッチのみ。
2017年は不調のシーズンで、クレーシーズン全体では良い成績は残せなかった。ただ全仏でベスト8。パフォーマンスは明らかに本調子でなかったが、粘り強く戦いならが勝ち上がり、準々決勝のA・マレー戦では1stセットかなり良い内容で取るなど、クレーでのテニスの質の高さを見せつけた。
そして現在である。状態が以前のように良ければ、この試合は勝つ確率のほうが高いと思うが、今の体力も試合勘も戻りきっていない状況では予測し辛い。
ベルディヒのプレースタイルは、196㎝の長身を生かしたビッグサーブとフォア・バッグ共に強烈なフラットショットを主体としたストローク力。長身選手としてはフットワークも良く、簡単なストロークミスは少ないほうだと思う。
ただ、試合展開やリズムが単調というか、ワンパターンになりがちな弱点がある。錦織は非常に予測に優れた選手である為、相手のフラットにタイミングを合わせて返球し有利に展開する事がこれまで多かった。
一方のベルディヒも相性の良くない錦織といきなり1回戦で当たるのは嫌だろう。「これ、シードの特権無くない?(T_T)」ときっと向こうも思っているはず(笑)
ベルディヒは、過去長年トップ10をキープしたトップ選手。ただここ最近はケガの影響などもあり、あまり目立った戦績はない。がしかし、トップ20はキープしている辺りは、それなりにコンスタントに戦績を収めているからなので、実力があるのに変わりはない。
この試合の予想勝率:51%
ここ最近で結果の出ているクレーコートである事と、過去の対戦で相性の良いベルディヒ、後はひいき目w がこの数字の理由。
果たして、この過酷な1回戦を錦織は突破できるのか?注目したい