2018 モンテカルロ1回戦 錦織圭 対 ベルディヒ
4-6 6-2 6-1 錦織圭勝利
勝ったーーーー!!!(*´▽`*)
久しぶりに錦織の試合を観て吠えました(笑) 最近味わってなかったトッププレイヤーからの勝利は観ている自分達以上に、錦織本人も自信に繋がるし、嬉しかったと思う!
1stセット
相変わらずのスロースターターというか、出だしの悪さでブレーク先行される(>_<) しかし徐々にリターンにタイミングが合ってきて、相手についていけるようになり、3-5の相手のサービング・フォア・ザ・セットでブレークバック。
ここでキープして5-5になれば、このセット分からないと思っていたが、甘いドロップショットなどで相手にポイントを与えてしまい、キープができず1stセットダウン
2ndセット
1stセット落としていたとはいえ、リターンは合ってきていた。その為この第
1ゲームからダブルブレークチャンス。しかしここを取り切れずキープを許す。この辺りはまだ試合勘が戻りきっていない影響がある。逆にこういうチャンスをしっかり取れれば、またトップに戻ってこれるだろう。
直後の2ゲームをキープできないと、流れが相手に行ってしまう重要なゲームだったがなんとかキープ。そのまま互いに1ゲームずつキープ。
このセットはキープ合戦になるかも・・・と思っていたら直後の第5ゲームをブレーク。さらに第6ゲームはラブゲームキープと完全に流れが錦織に!
そのまま次の第7ゲームも相手の連続ダブルフォルトもあり、またブレーク。第8ゲームもキープ。なんと5ゲーム連取でこのセットを奪う
ファイナルセット
またまた、第1ゲームから40-15とブレークチャンス。さっきの2ndセットの反省を生かして、一発でブレーク成功!第2ゲームもラブゲームできっちりキープしてブレーク成立。これで2ndセットから連続7ゲーム連取。
次の第3ゲームはベルディヒキープで久々にゲームを取る。これで2-1。実際ここからが勝負で、たった1回ブレークを許しただけで、流れが変わりかねない状況だった。
しかし第4ゲーム、またまたラブゲームキープ。その直後の第5ゲームで40-0と、トリプルブレークポイント。これを1発で仕留め、ラブゲームブレーク!!
この辺りでベルディヒのメンタルが完全に折れたのが分かった。まったくボールを追えなくなり、この後結局1ゲームも取ることなくファイナルセット終了。
試合結果について
①ベルディヒ
今日のベルディヒは良くなかった。その一番のポイントはサーブ。1stサーブの確立が48%、1stサーブのポイント率が49%。ダブルフォルトが6本。
ビッグサーバーは1stサーブを入れて、それでサーブポイント、もしくはその次のショットで決める等自分のサーブを短いポイントで終えていく事が勝つために重要。しかし今日のベルディヒはそれができないのは痛かった。
ただ、錦織のボールが浮いた時に高い打点から打ち下ろしてくるフラットショットは強烈だった。
②錦織圭
①フォアハンドが浅く、球威も出ず、ミスが多い。振り遅れて打点が合っていないのか、まだ今年はしっくり来ていない印象。本人もそれを自覚しているようなので、修正できればもう少し試合運びが楽になると思われる。
ベルディヒが、その辺りを察してフォアにボールを集める場面も見られたが、徐々にミスが少なくなってきていたのは今後の好材料。
②バックハンドが良かった。バックのクロスラリーではコースとスピードで緩急をつけ、チャンスになれば素早くダウンザラインへ展開。フォアに比較すると、圧倒的な安定感と決定力があった。特にセンター付近から逆クロス気味に打つダウンザラインは素晴らしかった(*^▽^*) 今日はこのバックハンドに助けられましたw
③ディフェンスが良かった。打ち込まれてもフォアのスライスで返球、ライン際に深く打たれてもハーフバウンド気味に返すバックハンド。クレーは粘り強く戦うことが大切である事が、この試合で改めて分かった。
④右小指の痛み?第2セットの途中から右小指~手首辺りの痛みなのか、違和感なのか何度かトレーナーを呼ぶ様子があった。錦織自身も試合後のコメントで「様子を観ながらやっていきたい」と慎重なコメント。大事でなければ良いのだが・・・
あまり期待しすぎてもいけない。1試合、1試合しっかり錦織の試合を観ていきたい(*´▽`*)