モンテカルロ2回戦 錦織圭対メドベーデフ
7-5 6-2 錦織圭勝利
１ｓｔセット
第２ゲーム、いきなりダブルブレイクポイントを握られるピンチ。しかしここは絶妙なドロップショットなどもありなんとかキープ
第４ゲーム、またブレークポイントを握られるピンチ。ここをバックのダウンザラインで一回は凌ぐも、ダブルフォルトなどもあり結局ブレークを許す(T_T)
しかし、直後の第５ゲームで４０－３０とブレークチャンス。これを一発で仕留めて即ブレークバック(≧◇≦)
しかし、次の第６ゲームでまたブレークポイントを握られる。１ｓｔサーブが入らないので、キープが苦しい(>_<) しかしここでも絶妙ドロップでキープ！
これ以降はしばらくお互いにキープが続く。そして第１１ゲーム、４０－３０とブレークチャンス！これを一発で仕留め、ブレーク成功。次のサービング・フォア・ザ・セットをラブゲームでキープし７－５でセットを取る(^^♪
２ndセット
第１ゲームで４０－１５といきなりブレークチャンス。これをきっちり仕留めていきなりブレーク成功！直後の第２ゲームもラブゲームキープで２－０、ブレーク成立。
第３ゲームも４０－３０とブレークチャンス！しかし相手の粘りもあり、デュースになる。それから４回ブレークポイント握るも結局キープを許し２－１で錦織リード。
このようなチャンスを逃した直後のサービスゲームをキープすることが重要。第４ゲーム、ここをしっかりキープし３－１。
直後の第５ゲーム、チップ＆チャージ等躍動感も出てきてブレークポイントを握る。しかし相手も粘り強くプレイ。何度もデュースを繰り返し結局キープを許す。
第６ゲームはキープで４－２。そして第７ゲーム、４０－１５とブレークチャンス！相手のダブルフォルトで一発でブレーク成功!(^^)! ５－２
サービング・フォア・ザ・マッチで４０－１５からまさかのブレークポイントを握られるピンチになるが、そこは経験豊富な錦織。落ち着いてプレイし、最後はブレークされて、縺れる事無く試合終了。６－２
試合レビュー
メドベーデフ
身長１９８㎝の長身プレイヤー。２２歳と若く、去年のネクストジェネレーション・ＡＴＰファイナルにも出場している将来有望な若手の一人。
タイプ的にはチリッチに近い感じはする。ただサーブはクレーコートということもありそこまで強烈でなかった。またフォアハンドが強いと前評判だった。確かに高い打点から強打した時は威力があるが、ミスも多かった。どちらかと言えば、バックハンドのほうが安定感があり、バックハンドを主体に試合を組み立てたい錦織的にはちょっとやっかいな感じがあった。
また、攻撃しているときは良いが、ディフェンスしなければいけなくなると弱さが見えた。メンタル面でも、劣勢になった時に集中力を欠く場面があり、チャンスのボレーをミスるシーンもあった。
課題は幾つかあるが、その辺りをクリアしてくると、トップになり得る選手の一人には違いない。
錦織圭
・きょうはフォアハンドが良かった。まだ球威は出ていないのだが、コントロールが良く、クロス、アングルクロス、ストレートと自在に打ち分けれていた。そしてミスも少なかった。これくらいフォアが使えるようになると、今後上位が相手でも十分戦えるだろう。
・伝家の宝刀「ドロップショット」が冴えていた!(^^)! クレーはハードコートに比べると、いかにこのドロップショットが使えるかも戦績を左右する要因。これだけ精度の高いドロップが打てるのは、フィーリングが良くなってきている証拠。
・ネットプレーが１００％の成功率（１４/１４） これは珍しい。ただストローク以外で、ネットでもポイントが取れるようになると、体力の消耗を抑える事にも繋がるので好材料である。
・相変わらずの安定したバックハンド。そして、何度も火を噴いた武器であるダウンザライン。錦織の最も信頼できる、相棒のような存在だ(^^♪
・今日、唯一良くなかったのが１ｓｔサーブの確率。試合を通して４５％しか入っていない。その為、特に１ｓｔセットの序盤は毎回のようにブレークポイントを握られていた。まあ、あのフェデラーなんかでも全く入らない時もあるし、これは本人も分かっていると思うので、次の試合までに修正ができれば良いと思う。
右手首のほうも、昨日の試合見る限りは問題なさそうである。次はあまり相性の良くない印象のＡ・セッピとの３回戦。どんな試合になるだろうか？