2018パリ大会 準々決勝
錦織圭 対 R・フェデラー
4-6 4-6 で錦織圭敗退(T_T)
1stセット
序盤互いに1stサーブ入らず、ストロークもミスが多いなどフィーリングに苦しみながら互いにキープ合戦。
第9サービスゲーム。15-40と先にブレークポイントを与え、そのままブレークを許し4-5。
第10リターンゲーム。フェデラーのサービングフォア・ザ・セット。
ここで錦織も喰らいつき40-30と初のブレークポイント。
この局面。ネットにつくフェデラーに対して、錦織が余裕の体勢でストレートに打ったパッシングショット。
これが決まったかと思ったら、フェデラーがまさかのボレー成功。とんでもないスーパーショットでここを凌ぎ結局フェデラーがセット奪取。
2ndセット
錦織の第1サービスゲーム。1stセットでブレークバックできなかった事を引きずってか、プレーに精彩を欠き、0-40から簡単にブレークを許してしまう。
次の第2リターンゲーム。ここをフェデラーがラブゲームキープでブレークダウン成立。0-2
第3サービスゲーム。ここも30-40とブレークポイントを握られ苦しい。しかし、サーブ&ボレーを成功させるなどなんとかキープでフェデラーの流れを一旦止めるのに成功。
その後はお互いにブレークチャンスは訪れず、キープ合戦でフェデラーがワンブレークアップのリードを守り試合終了。
スタッツ
1stサーブの確率:59%
1stサーブのポイント率:57%
2ndサーブのポイント率:62%
サービスエース:3本
ダブルフォルト:0本
リターン返球率:63%
ウィナー:10本(フォア4、バック2、サーブ4)
アンフォースドエラー:19本(フォア10、バック9、サーブ0)
ネットポイント率:10/16
ブレークポイント奪取率:0/1
被ブレーク率:2/3
R・フェデラー
先週錦織と同じように、バーゼルの決勝に進出し見事地元で優勝したフェデラー。
本人はその疲労が蓄積していると話しており、実際試合序盤は珍しいくらい動きも硬く、フィーリングも悪かった。
しかしこの大会2回戦は相手が棄権しており、実際は3回戦が初戦。錦織よりは休む時間が多かったのもアドバンテージになっていたかもしれない。
好調でなかったとはいえ、要所要所でギアを上げサーブでのフリーポイントを量産。
さらにネットプレーもキレがあり、欲しい所で先にブレーク先行し逃げ切った印象。
今日は華麗というよりは、ベテランらしいクレバーなテニスを披露したフェデラーであった。
錦織圭
フェデラー相手には絶対ブレーク先行を許してはいけないのだが、今日は1stサーブの確率もだが、それ以上にポイント率に苦しんだ。
1stサーブのポイント率が57%。これではキープが苦しい。一方のフェデラーは97%と驚異的な数字。
ここまで高くなくていいがせめて80%前後は欲しかった。
そして、今日は錦織の武器であり、切り札の一つであり、最も生命線である「バックのダウンザライン」
これがことごとくミスで不発。結局バックのウィナーは2本と振るわなかったのも敗因と思われる。
しかし、今日はネットプレーが非常に良かった。成功率10/16はまるでフェデラー。
実際にフェデラーと比較してもネットのスタッツは互角。
これまで、長いラリーで消耗することの多かった錦織だが、より高みを目指すためにはこのネットプレーという大きな武器が必要。実際ここ何試合か観て、かなり自分の物にできている気がする。
この点は来シーズンにむけて期待できる要素。
これで今シーズン終了。残りはツアーファイナルだが、チリッチとティームの出場は決定。8位までが確定した。
錦織は9位。デルポドロが欠場さえすれば出れるが、参加は他力本願状態。
しかし、今シーズンの錦織の頑張りを考えたら出場させてもらいたい!
デルポドロさん、早くどうするか教えてください(;^ω^)