いよいよ開幕目前!!楽天オープン 錦織圭初戦は杉田祐一 6年ぶりの公式戦日本人対決

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いよいよ、明日10/1~日本で唯一のATPツアー「楽天オープン」が開幕する。

最近日本では、テニスの話題は大坂ナオミに持っていかれっぱなしで、錦織を中心とした男子は肩身の狭い思いをしていた。

特に錦織は大坂ナオミに「日本人初のグランドスラム優勝」を持っていかれたのは、嬉しい反面悔しさもあったのではないだろうか?

メディアも「これからは、錦織ではなく大坂」といった雰囲気が漂っている。

 

そんな雰囲気を変える為にも、ここは母国日本で活躍し「やはり、日本のエースは錦織」と存在感を示したい。

(それに「日本人男子初のグランドスラム優勝」は現地点では、やはり錦織しかできないだろう(*^_^*))

さらに、目標の「トップ10復帰」「ツアーファイナル出場」の為には後約1000Pは必要な為、ここは優勝して望みを繋げたい。

 

そんな、超重要な大会の初戦の相手が昨日決まった。なんと同じ日本人にして日本の2ndエース的な立場の「杉田祐一」に決まった。

 

杉田祐一

1988年生まれの30歳。錦織の一つ年上。

身長178cm。右利き、バックハンドは両手打ち。

現在の世界ランキング:100位

最高ランキング:36位

 

杉田は若い時からその才能を多くの人が認めていたが、なかなか突き抜ける事ができず、実力があるのに結果が出ないでいた。

錦織とは同世代で、デビスカップでもダブルスを組んでいた。錦織も杉田を「お杉」と呼ぶなど仲の良さも有名。

そんな杉田の力が開花したのが、去年。ウインブルドンの前哨戦である「アンタルヤオープン(ATP250)」でツアー初優勝。また日本人のツアー優勝は松岡修造、錦織圭に次ぐ3人目という快挙。

さらに、その年は絶好調。バルセロナでガスケとカレーニョブスタというトップ選手に勝ってベスト8、シンシナティ(マスターズ)ではジャックソックにも勝ってベスト8と次々強敵に勝っている。

さらに、ずっと破れなかった壁「グランドスラム本選の初戦突破」もウインブルドンと全米で達成する等、輝かしい結果を残して、ランキングを36位と、グランドスラムでシードがつく直前まで上げてきた。

そして、この年は錦織が手首の故障で途中からツアーを離脱していた為、デビスカップではエースとして活躍。9月のWG残留がかかったブラジル戦で見事勝利を挙げ、日本の危機を救った。

 

そんな杉田も今年は不調のシーズン。多くの選手が飛躍した翌年はスランプになるが、また戻ってくるので杉田も来年本来の力が発揮してくれると期待している。

そんな不調の中でも、今年ハレ大会(芝、ATP500)2回戦で、あのトップ10プレーヤーにして、クレーのナンバー2プレイヤーのD・ティームにストレート勝ちする等、能力の高さはきちっと誇示している。

 

杉田祐一のテニス

杉田の試合も結構観てきたが、基本的には錦織と似たタイプ。

フォア、バック共に堅実かつ粘り強いストロークに、ドロップなどのテクニックも兼ね備えている。

ただ、プレーの幅が狭いというか、展開がワンパターンになりがちで、一度相手に見極められてしまうと、そこから変化して状況を打開する力には欠ける印象がある。

錦織が勝つには、基本のバックのクロスラリーから相手を振り回し、最後はボレーやドロップ、ダウンザライン等のウイニングショットをしっかり打つことが必要になる。

結構長いラリー戦になる事も考えられるので、錦織は焦らず、しかし攻撃すべき所は攻撃していくことが大事。

 

6年前の楽天オープン初戦も添田豪と戦った。その時はお互いに緊張していて、錦織の方が地力が上なのに、セットを取られてヒヤッとした記憶がある。

しかし、そこからいい流れができて見事優勝した。今回もここを突破して、久しぶりの優勝を掴んでほしい。

そして、マスコミの人達に「大坂だけじゃない、錦織もいるぞ!」と存在感を示す、そんな大会にしてほしいと思う。

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