錦織圭の2018ローマ大会の結果まとめ
1回戦 対F・ロペス
7-6(7-5) 6-4 錦織圭勝利
左利きビッグサーブに加えて、サーブ&ボレータイプの35歳イケメンベテラン。
1stセット、1stサーブの確率が低かったが、ミニブレーク合戦のタイブレークを制したのが大きかった。
逆に1stセットを落としていたら、いきなり1回戦敗退もありえた程のタフな相手だった。
2回戦 対ディミトロフ
6-7(4-7) 7-5 6-4 錦織圭勝利
同世代ライバルにして、去年マスターズとツアーファイナルのビックタイトルを獲得した対戦当時世界ランキング4位の強敵。
190cmの身長があり、220㎞/h後半のビックサーブを高い確率で入れ続ける技術と集中力。これだけでも相当やっかいなのにストローク力もあり、また「ベイビーフェデラー」と言われる程、ボレーなどのラケットのタッチが天才的なものを持っているオールラウンダー。
錦織も2ndセットこそ確率が落ちたものの、1stサーブの確率を最終的には試合を通して60%、ポイント率も69%と改善したことが勝利に繋がった。
それでもファイナルセット、先にブレークを許し2-4とリードを許した時はほぼ負けが濃厚な試合になっていた。そこをなんとか追いついて4-4になったが、またブレークポイントを握られるピンチ。ここで、今年一番と言っても良いくらいの素晴らしいラリーを見事に制してスーパーキープ。錦織の勝負強さが徐々に戻ってきている事を感じた試合だった。
3回戦 対コールシュライバー
6-1 6-2 錦織圭勝利
この試合はもう言う事ない。ディミトロフ戦の疲労が心配されたが、全く気になる様子は見られず、体力も戻ってきていることが分かった。
そして、ディミトロフに勝利した事で更に自信がついたのを感じた。ゾーンに入っているわけでもなく、普通にプレーしているだけでベテランで試合巧者のコールシュライバーを圧倒していた。
準々決勝 対ジョコビッチ
6-2 1-6 3-6 錦織圭敗退
錦織恒例の「ジョコビッチチャレンジ」 1stセットは2ブレークを奪い圧倒。サーブスタッツも素晴らしく文句のつけようがないロケットスタート。
2ndセット、1-6になったが錦織が悪いプレーをしたわけではなく、ジョコビッチのカウンターが鋭くなりミスも減ってきていた。その為、少し内側に入っただけのダウンザライン等を狙われてしまった。
ファイナルセット、これは逆に錦織が6-3で勝利してもおかしくないセットだった。
悔やまれるのは先にブレークされたが、ブレークバックで追いついて、3-2イーブンで迎えた第6リターンゲーム。ここで40-30とブレークポイントを握り、最大の武器であるバックのダウンザラインを放つもこれが痛恨のミス。
これが決まってブレークが成立していたら、勝っていたのではないだろうか?
ジョコビッチチャレンジは今回も失敗し12連敗中(/ω\) しかし、次こそはこの困難なチャレンジを成功させてくれると信じて応援するぞ~(^^)/
今回得たポイント 180P
去年のローマは3回戦で敗退で獲得90P。差し引き90Pが世界ランキングのポイントに加算される。