2018ローマ大会(グレード:マスターズ)1回戦 対F・ロペス
7-6(7-5) 6-4 で錦織圭勝利!(^^)!
1stセット
ロペスの220㎞/h近いビッグサーブが相変わらず凄い(今36歳。イケメンぶりも変わらず(笑))
第4ゲームに40-30とブレークポイントを握るも、そこを3本連続サービスエースでキープされてしまう。
そこからは、お互いにあまりチャンスもないまま早いテンポでサービスキープを繰り返す。そして迎えた第9サービスゲーム。30-30と勝負所を迎えるが、ここをバックのダウンザラインを決める等、ナイスショットも飛び出ししっかりキープ。
そして訪れた第12リターンゲーム。ブレークすれば即セット奪取のゲームで、ギアを上げデュースからのシーソーゲームを繰り返す。相手のダブルフォルトもあって、ブレークポイントを握るも、またまたサービスエースなどで凌がれキープを許しタイブレークに突入!
このタイブレークがあまり観た事もないくらい大荒れ。お互いに自分のサーブでポイントがほとんど取れず、ミニブレークの応酬( ゚Д゚)
錦織も4-5で相手のサーブ2本と普通に2本取られたら終わっていた状況もあったが、逆に2つのミニブレークで6-5とセットポイント。最後は自分のサーブで1ポイントしっかり取り切りタイブレークを制して1stセット奪取(*^^)v
(結局このタイブレークは錦織は2ポイント、ロペスが1ポイントしか自分のサーブでポイントが取れなかった)
2ndセット
良い流れを切らさなかった錦織が、第1リターンゲームでいきなり40-15とブレークチャンス。ロペスも良い1stサーブで1ポイント凌ぐが、錦織がきっちりここを取り切りいきなりブレーク成功!(1-0)
直後の第2ゲームもしっかりキープでブレーク成立!(2-0)
そこからは互いにキープを繰り返し、迎えた第6サービスゲーム。15-40とダブルブレークポイントを握られピンチに。ここを良い1stサーブ等で40-40にひとまず追い付く。アドバンテージも2回握り、キープ目前まで行くがここでこの試合唯一のダブルフォルトもあり、連続ポイントができず結局ブレークされる(/ω\)(3-3)
(前回のジョコビッチ戦でもそうだったが、錦織はダブルフォルト自体は少ないのだが、ダブルフォルトが出るゲームは比較的ブレークされやすい傾向がある)
しかし、直後の第7リターンゲーム。相手のダブルフォルトで1stポイントを奪うと一気に40-15とブレークバックのチャンスを掴む。次のポイントでロペスが絶妙ドロップ。錦織が懸命に走って拾い、錦織がポイントを奪ってブレーク成立(*^^)v(4-3)
ただ、この場面ロペスが審判に猛抗議。錦織はノットアップ(2バウンドしている)と主張!しかし審判は判定を変えずに錦織のポイントが認められブレーク成立。
スロー画像で観てみると・・・際どいが確かに2バウンドしてる(-_-;)
ブレークポイントの大事な場面だったし、これはロペスが怒るのも分かるかも。しかし、ノットアップの判定に関してはホークアイの画像判定もできない為、クレーだろうがそうでなかろうが審判の判断になる為仕方ない。
直後の第8ゲームでも錦織のサーブに対して、ロペスのリターンがそのままウィナーになったのだが、錦織が審判に確認してもらっても判定変わらず。しかし、カメラ判定の結果はアウト。ちょっと、この辺りからこの試合のジャッジレベルがあまり高くないと感じだす。
ただ、しっかりキープをしてブレーク成立(5-3)ロペスはさっきのミスジャッジを引きずって集中しきれない感じ。
余談だが、クレーコートもチャレンジシステムを導入すれば良いのでは?「土だから、球の跡が残るから不要」というよく分からない理由で導入しないようだが・・・。違うボールの跡を見てたらどうするんだ?(;^ω^)
第9リターンゲームは流し気味(5-4)そしてサービング・フォア・ザ・マッチの第10ゲーム。ここをラブゲームで危なげなくキープし6-4で試合終了。
F・ロペス
身長188cmの左利き。スペインでは珍しいサーブ&ボレーがプレースタイル。そして、ツアー屈指のベテランイケメン。
サーブの威力が全然落ちてない。左利きのビッグサーバーは少ないのでそれだけでも脅威。さらにバックはあまり強いイメージなかったが、相変わらずいやらしいスライスと、意外にも片手バックの強打もまともに打たれるとかなりの威力があった。
今日の試合ボレーはいまいちだったが(錦織がそうさせたと言える)、ドロップが上手くテクニックもあった。正直、1回戦であたるには相当強い相手だったので勝ってホッとしている。(;^ω^)
ロペスは、このテニスなら後数年はツアーでやれそうだ。
錦織圭
今日はバックだけでなく、フォアもかなりハードヒットして打てていたのが良かった。もう、フォアに関して心配は無さそう。
唯一の課題がモンテカルロから続いている1stサーブの確率。1stセットだけだとたったの44%。ただ2ndセットで改善した為最終的には60%にもっていけた。
この確率がどのセットでもやはり60%前後は欲しい。
ただし、1stサーブのポイント率78%、2ndサーブのポイント率も59%なのは良かった。やはり1stサーブの確率だけが課題。
体調、手首ともに問題なさそう。2回戦はランキング4位のディミトロフ。あんまりクレーで強い印象はない同世代ライバル。去年はブリスベン国際の決勝で負けはしたが、それまで負けなしの元お得意様(笑)
しかし、そのディミトロフも去年にマスターズを先に優勝され、ツアーファイナルに至っては全勝で優勝と今や完全に実績で上を行かれている。
ここは、是非倒して全仏へと勢いをつけてもらいたい。
ちなみに、また相手もイケメンの為なお勝ってほしい(*´Д`)