２０１８ツアーファイナルラウンドロビン２戦目
錦織圭 対 アンダーソン
０-６ １-６ で錦織圭敗退(T_T)
１ｓｔセット
立ち上がりの第２サービスゲーム。３０-４０といきなりブレークピンチ。
ここを凌いでデュースを繰り返すも最後はブレークを許す。0-2
ウイーンの決勝のような序盤の開始に嫌な予感が走る。
そこからリターンゲームは相手のサーブが良くほぼノーチャンス。
サーブゲームは１ｓｔサーブの入りが悪く、入っても優位が奪えるほどのサーブが決まらず苦しい。
ストローク戦でも相手を振り回す等できず、ミスが出るのが早く劣勢。
結局このセット、１ゲームもキープできずベーグルを許す。
2ndセット
１ｓｔセットはあまりに悪すぎた為、開き直っていきたいこのセット。
しかし、悪い流れが断ち切れず第２サービスゲーム。サーブ＆ボレーも足元に沈められ失敗。0-30
ストローク、特にフォアのフィーリングが悪く、ことごとくアウトかネットにかかる。結局ここもブレークを許し0-2
第４サービスゲームもブレーク許し、第５リターンゲームもノーチャンス。一気に0-5と１ｓｔセットと同じ流れ。
せめて1ゲームキープを・・・。とにかくそれだけを願うような展開に。
第６サービスゲーム。１ｓｔポイントを取られる嫌な出だしも、ここはいい１ｓｔサーブが決まりだし、遂に初のキープに成功！！ 1-5
第７リターンゲーム。アンダーソンのサービングフォア・ザ・マッチ。
さっきのゲームをキープした事で少し流れが変わる予感もあったが、アンダーソンのサーブは最後まで崩れず試合終了。
スタッツ
ウィナー：10本（フォア３、バック５、サーブ２）
アンフォースドエラー：24本（フォア15、バック７、サーブ２）
ネットポイント率：2/5
リターン返球率：58％
１ｓｔサーブの確率：45％
１ｓｔサーブのポイント率：50％
２ndサーブのポイント率：37％
サービスエース：２本
ダブルフォルト：２本
アンダーソン
今日のアンダーソンはほぼ完璧な内容だった。
特にサーブが絶好調！
１ｓｔサーブの確率：78％
１ｓｔサーブのポイント率：82％
２ndサーブのポイント率：63％
サービスエース：１０本
１ｓｔサーブの平均速度：131ｍｐｈ
これですよ・・・(/ω＼)
平均で２１０㎞/ｈを超える１ｓｔサーブが８割近く決まる。しかもコースをワイド、センター、ボディと巧みに散らしていく。当然ポイント率も８割を超える。
さらに２ndサーブでもポイント率63％。なんと錦織の１ｓｔサーブのポイント率より高い。
特にスピンサーブの威力が絶大で、錦織が全くリターンのタイミングを合わせる事ができなかった。
サーブが好調なので、試合にリズムが出る。そうなるとストロークでも簡単なミスは出なくなり、しっかり自分の形になった時には強打を決める事ができていた。
今日のアンダーソンなら、ジョコビッチにだって勝てる。それくらい素晴らしいパフォーマンスだった。
錦織圭
記録として、１ゲームしか取れずに負けたのは、２００８年のソダーリングとやった時以来のワースト記録らしい(T_T)
ただ、今日の試合を結果だけ見ずに、冷静に振り返りたい。
正直、１ｓｔセットの出だしの第２サービスゲーム。ここが一つ大きなターニングポイントだった。
このゲーム、１ｓｔサーブが入らないが、バックのダウンザラインや、バックのパッシングウィナーが決まる等バックのストロークのフィーリングは悪くないように見えた。
その為、ここをキープさえしていれば、調子とフィーリングが上がってきて勝つチャンスもあったように思う。
しかし、ここをブレークされた事で一気に気持ちが下がってしまった。
そこから自分の全てのショットに自信がもてず、フェデラー戦の悪いフィーリングのままプレーしてしまった。
普段の錦織ならどこかでもう少し修正してくるのだが、今日はアンダーソンの調子が良かった事もありそれもできなかった。特にフォアハンドが、決めるだけのイージーショットすらミスしていたのは気になる。
ボールなのか、サーフェイスの影響なのか。或いは単純に感覚が悪いのか。分からないが、明後日のティーム戦までにはもう少し感覚を修正したい。
それができれば十分ティームに勝つチャンスはある。
実際ティームとフェデラーの試合を観たが、ティームも錦織同様調子が良くない。
特にストロークのミスが多く、３０本を超えるアンフォースドエラーを出していた。結果フェデラーにあっさりストレートで敗退している。
とにかく、今日の試合は忘れて、次の試合までに本来の錦織を取り戻してもらいたい。