2018全米オープン1回戦
錦織圭 対 マルテレル
6-2 6-2 6-3 で錦織圭勝利!(^^)!
1stセット
立ち上がりの第1リターンゲーム。いきなりブレークチャンスを掴むも、なかなかブレークできなかったが4度目のブレークチャンスをものにしていきなりブレークスタート。
次の第2サービスゲーム。ここもきっちりキープでブレーク成立。2-0
さらに第3リターンゲームもブレーク、第4サービスゲームもきっちりキープで2ブレークアップ成立。4-0
そこからは互いにキープで一旦試合も落ち着き6-2でセット奪取。
2ndセット
たがいにキープで迎えた第5リターンゲーム。バックのダウンザラインも決まり40-0とトリプルブレークポイントのチャンス。これをものにしてブレーク成功。3-2
そこからは錦織が3ゲーム連続で奪い6-2でこのセットを奪う。
3rdセット
たがいにキープで迎えた第7リターンゲーム。0-30から相手のミスもあって40-40まで追い付く。そこから最後は相手のダブルフォルトでブレーク成功。4-3
第8サービスゲームキープ成功。ブレーク成立で5-3
第9リターンゲーム。ファーストポイントからエアkも飛び出し、40-0とトリプルブレークポイントにしてトリプルマッチポイント。これを一発で決めて試合終了。6-3
マルテレル
ドイツ出身の23歳。身長191cmの左利き。バックハンドは両手打ち。世界ランキング50位
クレーコートの得意な選手のようで今年の全仏オープンでベスト16になった事もある。
上背を生かし、フラットでは200㎞/hを超えるサーブとフォアハンドのパワーが強みの選手。
しかし課題として展開力にかけ、来た球をとりあえず打っている印象があった。
フォアをしっかり構えた時のショットの威力はかなりのものだった。今後は展開力を磨き、どうすれば最後フォアをしっかり打って仕留められるか。また、ボレーでのフィニッシュなどに繋げるにはどうすればいいか。
この辺りが課題がクリアされると、一気にランキングが上がってきそう。なにせ数少ない「左利きのビッグサーバータイプ」なのだから。
錦織圭
前哨戦思ったように成績が出なかったことなどから、初戦大丈夫かと心配していたが杞憂だった。
今日は「自分のサービスゲームでデュースにすらさせない」「6ゲームでセット終われるよう、先にブレーク」ができた完璧な試合内容。
良かった点
①リターンの精度が高い
相手は数少ない左利きのビッグサーバータイプ。とはいえ、ナダル等の左利きとの対戦経験も豊富な錦織。
最初のゲームからいきなりタイミングを合わせてきた。そして、試合を通して終始タイミングが合っていた事で相手はサービスゲームが思うようにキープができず、リターンゲームにエネルギーが残っていない為、錦織のサービスキープをより楽にした要因になった。
②ベースラインの位置取りが素晴らしい
錦織のテニスの真骨頂は「素早くベースラインの前に入って打つ」事。
これにより、相手の時間を奪い、より角度のついたボールになることで相手は返すだけで精一杯になりラリーを支配することができる。
最近負ける時はなかなかこのベースラインの位置取りが上手くできなかったが、今日は良かった。
ただ闇雲に前に入ってもミスが増えるだけ。肝心なのは「入るべき時にすぐ入れるか」
今日の錦織は相手が前で打つときはしっかり下がり、逆に浅くなったらすぐ前に入って打ち込みフィニッシュまでもっていけた。
2014年の全米で準優勝した時の原動力がこのフットワークを生かしたベースラインの位置取りの絶妙さ。
このパフォーマンスがいつでも安定して発揮できるのなら、全米での上位進出も十分期待できる。
次は難敵モンフィス。2016年全米で同じセミファイナリスト同士の対決が早くも2回戦で実現。モンフィスとは毎回際どい試合になっているが、今の錦織なら快勝できる可能性も高い為期待したい(*^^)v