2018ワシントン大会 3回戦 錦織圭 対 シャポバロフ
7-6(7-1) 6-3 で錦織圭勝利!(^^)!
1stセット
互いにキープ合戦でタイブレークに突入。
タイブレークは錦織がいきなり2本のミニブレークで3-0。直後に1本ミニブレークを返されるがそこから全てのポイントをものにし、タイブレークを7-1と圧倒!!セット奪取
スタッツ
1stサーブの確率61%、ポイント率77%、2ndサーブのポイント率71%。
ダブルフォルト2本、エース0本
ウィナー7本、アンフォースドエラー14本
サーブが引き続き好調。2回戦に比べるとミスが多いのが気にはなる。
2ndセット
このセットもお互いにチャンスもなく序盤はキープ合戦。
錦織が第4サービスゲームあたりで、集中が落ちる時間帯があった。しかし、欲しい場面で1stサーブでポイントを取る等凌ぐ。
第7リターンゲーム。30-40から相手のダブルフォルトで40-40に。
そこからブレークポイントを握り、最後は相手のダブルフォルトでブレーク成功。4-3
シャポバロフは自分の集中が落ちた時間を凌げなかった。この辺りは経験の差が出た感じはする。
第8サービスゲームもきっちりキープでブレーク成立。5-3
第9リターンゲームでも、30-40から40-40にそこからマッチポイントを握り、これを一発で仕留めそのまま試合終了。
スタッツ
1stサーブの確率66%、ポイント率72%、2ndサーブのポイント率75%
ダブルフォルト2本、エース0本
ブレーク取得率2/4 (シャポバロフは0/0)
ウィナー13本 アンフォースドエラー26本
シャポバロフ
カナダ出身の19歳。身長183cm。左利きで、バックは片手打ち。
世界ランキング26位。
去年のロジャーズ大会(マスターズ)でデルポドロとナダルを破ってベスト4。全米でも4回戦進出でベスト16。ネクストジェネレーション・ATPファイナルでレースランキング4位。
今年のマドリード大会(マスターズ)でもベスト4と今最も勢いのある若手選手の一人。
キレのある左利き特有のアドコードのワイドのスライスサーブに加えて、フォアもバックもパンチ力のあるストローク。動きも躍動感があり、乗ってくると非常に危険な相手で錦織も今年のアカプルコで負けている。
ただ、アカプルコの錦織は体調不良と復帰直後であまりいい状態で無かった。
この試合では勢いのあるシャポバロフの力をしっかり受け止めながら、徐々にペースを掴み出すというベテランのいぶし銀テニスで「悪くないのに、気づいたら負けていた」状態。
シャポバロフは今後間違いなくトップ10に入ってくる一人。課題はうまくいかない時のメンタルコントロールや、プレーをどうしていくのか?この辺りの課題がクリアできるようになれば1~2年で十分トップ10に定着する力を持っている。
錦織圭
好調なサーブを軸に相手にブレークどころか、ブレークポイントも握らせず試合を支配した。
ストロークはフォアもバックも好調。ただし、2回戦よりミスが増えているのが気になる為、もう少し抑えられるといいと思われる。
まだ相手の超ド級のウィナー級のボールを返すディフェンス力も光った。シャポバロフも「あれ返されたらどうすりゃいいの?」と焦ってしまった様子が見られた。
今の状態をキープすれば、次のA・ズべレフ戦も期待できる!!