錦織圭 2018全米オープン 結果まとめ
1回戦 対 マルテレル
6-2 6-2 6-3 で錦織圭勝利!!
23歳。左利きの身長191cm。
左利きのビッグサーバーで、今伸び盛りの若手の一人。1回戦としてはなかなかタフな相手だった。しかし、結果はブレークポイントを1回も握らせない完全試合。
この試合はストロークでのベースラインの位置取りが素晴らしく、結果ラリーをほぼ支配できた。
またリターン精度も高く、常に先手を取ることができた。
2回戦 対 G・モンフィス
6-2 5-4(RET) で錦織圭勝利!!
2回戦から、強敵モンフィス。2016年には共に全米でベスト4だった。
負けてもおかしくないくらいの相手だが、1stセットは錦織が幸先よく奪取。
しかし、2ndセットになると相手が一気に攻撃的になって先にブレークを許すピンチ。
しかし、相手の集中は続かず1-4の劣勢から一気に5-4。相手が手首を痛めたのもあって途中棄権を申告し勝利!!
3回戦 対 シュワルツマン
6-4 6-4 5-7 6-1 で錦織圭勝利!!
初のシード対決にして、世界ランキング13位との対戦。
身長170cmと、錦織より小柄なのにこのポジションにいる強敵。錦織と似たようなストローカータイプ。
試合は予想通り、激しいラリー戦。そして、お互いに度々ブレークポイントが行きかうスリリングな内容。
ただ、それを最終的に制したのは錦織。しかし、スコア程の余裕は無く、3rdセット取られた時は負ける可能性もよぎった程競った試合だった。
4回戦 対 コールシュライバー
6-3 6-2 7-5 で錦織圭勝利!!
この4回戦は順当にいけば、A・ズべレフと対戦する予定だったが、そのズべレフを倒してきたのがこのベテランコールシュライバー。
安定感と決定力を兼ね備えたストローク、ボレー、ドロップショット等全く弱点のないオールラウンダーなテニスに苦しめられると思ったが、相性の良さなのか錦織は終始試合を支配。
この試合は、錦織はわざとペースを落として相手のミスを引き出すようなテニスを展開。ただデイセッションということもあって暑さで熱中症気味だった。
この試合、5-4のサービングフォア・ザ・マッチを落として5-5になった時点で負ける可能性がでてきていたくらい厳しい状況もあったが、即ブレークバックして勝てたのが良かった。
この試合も、3回戦に続いてスコア程の余裕はない試合だった。
準々決勝 対 M・チリッチ
2-6 6-4 7-6(7-5) 4-6 6-4 で錦織圭勝利!!
この試合、2ndセット2-4とブレークダウンした状況でほとんど人が「負けた・・・(/ω\)」と思ったことだろう。
一体誰が、ここから錦織が勝つと想像できるのか?本当に世界屈指の「挽回力」を持っているのが錦織。
ただ、この試合はチリッチのミスにも助けられた。チリッチは錦織の昔からのライバルだが対戦成績は負け越している。
そんな過去があるのか、自分がリードしている状況でなぜかもったいないミスをこの試合では連発。相手のメンタルの弱さにも助けられた。
準決勝 対 ジョコビッチ
3-6 4-6 2-6 で錦織圭敗退(T_T)
もう4年間も勝っておらず、13連敗中のジョコビッチ。
この試合は、チリッチ戦の激闘の疲れからか完全にエネルギー切れ。
終始、ストローク戦を含めてジョコビッチに支配された。唯一チャンスがあったのが2ndセットの第2リターンゲーム。ここで2本のブレークポイントがあったが、取り切れず。
ちなみに、この試合ブレークポイント自体がこの2本のみ。結局一度もブレークできず完敗。
一体いつになったら、ジョコビッチの壁が破れるのか?ジョコビッチも、いい加減ここらで1回くらい勝たせてほしい(;^ω^)
獲得ポイント:720P
大会後の世界ランキング:12位(2475P)
レースランキング:10位(2475P)
目標だった「トップ10復帰」には後1000Pちょっと追加する必要がある。
ATPツアーファイナルの出場ラインが大体「3500P」が毎年ボーダーラインの為、これも後1000Pくらい。
残りの出場大会予定はマスターズが2大会と500(楽天オープン)、250が1大会ずつ。
微妙な所だが、残りの大会で全てベスト4以上くらいの成績を出せれば可能性がある。
錦織の戦いはある意味、ここからが正念場になってきそう。