2018全米オープン2回戦 錦織圭 対 G・モンフィス
6-2 5-4(RET) で錦織圭勝利!(^^)!
1stセット
第1リターンゲーム、40-30からバックハンドのウィナーでいきなりブレーク!
第2サービスゲームもきっちりキープでブレーク成立!2-0
第5リターンゲーム。40-30とブレークチャンスあったがここはキープを許す。3-2
第7リターンゲーム。40-0から一発でラブゲームブレーク!5-2
第8サービング・フォア・ザ・セット。0-30と嫌な出だしになるもそこからは4連続ポイントでキープしセット奪取。
2ndセット
モンフィスが1stセット取られた事で、出だしからギアを上げてきて一気に攻撃的になった。
第2サービスゲーム、15-40からブレークを許す。
そして第3リターンゲームもラブゲームキープ(最後はダブルファースト)で一気に0-3
そこからは互いにキープで迎えた第6サービスゲーム。ゲームカウントは1-4だがまだワンブレークダウンの状況。
ここがこの試合のターニングポイントになった。15-40からデュースになり計5回のブレークポイントを握られる。さらにスマッシュをミスする等嫌な展開もあったが、最後は粘ってキープ2-4
次の第7リターンゲーム。1stポイントでモンフィスが錦織の強打をボレーしようとして手首を痛めMTOを要請。
その後は明らかにパフォーマンスが落ちたモンフィスから一気に3ゲーム連続で取り5-4になった所で、モンフィスが棄権をして試合終了。
G・モンフィス
フランス出身の31歳。身長193cm。右利き、バックハンドは両手打ち。
世界ランキング:39位
過去の最高ランキング6位
2016年はキャリアで一番いい年で、初めてツアーファイナルにも出場を果たす等トップ10クラスの実力を持つ。
武器はツアー1・2位を争う身体能力を生かした守備範囲の広さと、想像できないような体勢から打つスーパーショット。
さらにパワーと体のバネも驚異的で、それを生かしたビッグサーブと強打。
これだけ恵まれた能力を持っている為、若いころから注目されていた。しかし残念な事に非常にムラっ気の強い選手で、質の高いプレーをしていたかと思えば、急に無気力になったり、ミスを連発したり、無意味なアクロバットショットを披露したり・・・etc(-_-;)
とにかく掴み所のない不思議な選手。今回の試合中にも、禁止されている陣営に普通に話しかけたり・・・
ただ、能力を発揮しだすと止めるのが非常に難しい選手だけに、2回戦であたるには早すぎる危険な相手に間違いはなかった。
錦織圭
今日の1stセットのテニスはほぼ完璧だった。
無理を全くせず打っているのに、フォアのコースがいいし、伸びもいいので面白いようにポイントになった。
こういう時の錦織は非常に感覚が良く、調子がいい証拠でもある。
ただ課題もある。2ndセットになると、ミスが増えだした。
錦織の悪い癖の一つに「リードすると、安心して集中力が低下してプレーの質が下がる」というのがある。
2017年の全仏準々決勝、対マレー戦。ここでも1stセットをいい形で取りながら、その後プレーの質が下がった所をマレーにつかれ、そのまま3セット連続で奪われ逆転負けを喫した。
これから上位ラウンドになれば、そのような甘いテニスは許されない。多少集中力が落ちる時間もあると思うが、極力その時間を減らし、「奪ったリードは渡さない」テニスができるかが重要になる。
次は小柄なストローカータイプのシュワルツマン。ツアー屈指の小柄な170cmだが、ファイト溢れるプレーで世界ランキングは13位まで上昇している強敵。
しかし、錦織はじっくりラリーに付き合ってくれるタイプは得意なので、3回戦も勝利を期待したい(^^)/