1回戦 対マイクシャック
3-6 6-7(6-8) 6-0 6-2 3-0(RET)
錦織圭勝利\(^o^)/
世界ランキング176位のマイクシャックが初戦の相手。
基本はチャレンジャーを中心にツアーを回っている選手で、この試合がグランドスラム本戦デビュー。
それだけ聞くと余裕で勝つと思っていたが、蓋を開けるととんでもないテニスを披露。
錦織も悪くないテニスをしているにも関わらず、鋭いカウンターと、意外な形から先にダウンザラインに展開され、それがことごとくコーナーギリギリに決まるという緊急事態に。
恐らく自己最高のテニスを披露し、そのレベルはトップ20クラスと評しても良いくらい強力なものがあった。
しかし、そこはまだトップ100以下の選手。自身の能力を超えるテニスを炎天下の中続けた結果痙攣を起こす。
3rdセット以降はまともにプレーできなくなり、途中棄権。
相手の棄権に救われる形にもなったが、体力や経験も含め錦織が勝利にふさわしかった事は疑いようがない。
ヒヤッとしたが、無事1回戦突破。
2回戦 対カルロビッチ
6-3 7-6(8-6) 5-7 5-7 7-6(10-7)
錦織圭勝利\(^o^)/
ツアーで一番高い身長のビッグサーバーカルロビッチが相手。
39歳になった今も健在のサーブ力に苦しめられる錦織。
さらにカルロビッチはストロークでも、一発狙いのフォアの強打と、ディフェンスのスライスショットを上手く打ち、かなり調子が良かった。
キャリア通算13,000本のサービスエース。この試合だけでも59本のサービスエースに苦しめられるが、最後初めての10ポイントタイブレークを制し、見事に勝利を収める。
3回戦 対ソウザ
7-6(8-6) 6-1 6-2
錦織圭勝利\(^o^)/
堅実なストローカータイプのソウザとの対戦。
やっと錦織の得意なタイプとの対戦ということもあって、しっかりラリーを組み立てながらポイントを重ねていった。
ただ、1stセットは相手の得意なフォアハンドにボールを集めすぎた結果、先にブレークしたにも関わらず追いつかれタイブレークまで行ってしまう。
しかし、ここを取りきったことで余裕が生まれはじめ、徐々に本来の力を発揮。
多彩なプレーで相手を翻弄し、今大会初めてのストレート勝利となった。
4回戦 対カレーニョブスタ
6-7(8-10) 4-6 7-6(7-4) 6-4 7-6(10-8)
錦織圭、大大大逆転勝利\(^o^)/
2017年全米ベスト4、そしてトップ10にもなった事のある強敵との対戦。
ミスの少ない堅実なストロークと、鋭いカウンターが武器の相手に上手く対応されまさかの2セットダウン。
3rdセットも先にブレークされ、全く突破口が見いだせない中粘り強くプレーをして、結果3rdセットと4thセットを奪い返しイーブンに。
ファイナルセットはゾーンに入り、サービングフォアザマッチまで行くが、ここで追いつかれる苦しい展開。
さらにタイブレークでも5-8で相手サーブ2本と絶体絶命のピンチ。
ところが、ここから5ポイント連続で奪い大大大逆転勝利。
この試合は錦織のテニス史上、そしてATPの数ある試合の中でも指折りの大逆転劇として語り継がれる事間違いない。
それくらい凄いテニスを魅せてくれた。
ちなみにこの試合で錦織はATPの記録上、ファイナルセットの勝率が史上1位に再び返り咲くことになった。
準々決勝 対ジョコビッチ
1-6 1-4(RET)
錦織圭、無念のリタイア(T_T)
錦織が長年目標にしていることの一つに「打倒ジョコビッチ」がある。
そして、その舞台に再び上がったのだが、ここまでトータル14時間の試合。
特に4回戦は5時間5分の大熱戦。
前日も練習を休んでリカバリーに努めたが、体は戻りきらなかった。
最初から動きが鈍く、ショットもミスが多い。右太ももを痛めていた様子。
1stセットが終わってからMTOを取るが、試合をできる状況ではなく無念のリタイアとなった。
大会総評
大会獲得ポイント:360P
今大会終了後、世界ランキングも7位にまで浮上することが確定。
前哨戦のブリスベンで優勝して、気分良く入った全豪オープン。
ドローを観ても、準々決勝まで目立った強敵もいない為、これまでよりかなり恵まれている状況でのスタートだと思っていた。
しかし、蓋を開けてみればこんなに苦戦するとは思わなかった。
5試合中フルセット3試合。内2試合は2セットダウンからの挽回劇という過酷すぎる戦いとなった。
結果としては自己タイのベスト8だが、この大会はファンとして非常に満足した。
特にカルロビッチ戦、カレーニョブスタ戦は観る人を感動させる熱い試合だった。
早く体を治して、元気な状態でプレーできるところを観たいと思う😁