錦織圭 2019全豪オープン準々決勝 対ジョコビッチ 体のリカバリーが間に合わず無念のリタイア

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2019全豪オープン 準々決勝

錦織圭 対 ジョコビッチ

1-6 1-4(RET)

錦織圭、無念のリタイア(T_T)

 

1stセット

第2サービスゲーム。40-30からデュースに。

ブレークポイントを握られ、それをセーブできずいきなりブレークされてしまい、0-2

第4サービスゲームも、デュースまでもつれるがなんとかキープに成功。1-3

しかし第6サービスゲームも40-30からデュースに追いつかれ、ブレークポイントを握られる。

そして、それをセーブできず2回目のブレークを許して1-5

ジョコビッチのサービングフォアザセット。これをラブゲームでキープされ、1-6でセットを落とす。

 

2ndセット

このセットの始まる前、錦織は右足の治療の為、MTOを申請。

第1サービスゲームは、ダブルフォルトがありながらも良い形でキープ。

しかし、第3サービスゲーム。右足の痛みから踏ん張りがきかず、ミスを連発。ラブゲームでブレークされ1-2。

さらに第5サービスゲーム。40-30までいくが、ここからミスを連発しブレークポイントを握られ、これもセーブできず1-4。

このゲームが終わった段階で、錦織からリタイアの申請があり、試合終了。

 

試合総評

この試合の前、錦織がジョコビッチに勝つためのポイントを幾つか書かせてもらった。

「遂に辿り着いた 錦織圭対ジョコビッチ(2019全豪オープン準々決勝) 今日こそ15度目の正直なるか!? ジョコビッチ攻略について考察」

しかし、それ以前に今日の試合は一番心配していた事が出てしまった。

それは錦織の「体のリカバリー」である。

錦織は怪我をして、ツアーを離脱してカムバックしてからは確かに体が強くなり、結果怪我や疲労しにくくなった。

そして、オフシーズンのトレーニングをきっちりやり抜いたからこそ、今シーズンはエキシビションのハワイオープンから数えると10連勝という結果を残した。

その成果もあって、今大会はファイナルセットを3回。内2回は2セットダウンからの挽回という非常に過酷な戦いを勝ち抜いてきた。

その試合時間はなんと、4試合で14時間。

しかし、今の時期のオーストラリアのメルボルンは日本の真夏。灼熱の暑さのなか、これだけ長時間戦えば嫌でも体に何かしらの異変が出てしまう。

それでも、錦織の「打倒ジョコビッチ」に燃えるメンタルが体を動かしてくれるんじゃないかと期待していた。

だが、やはり体は正直で、もう限界がきていた。

今回は右太ももを痛めた様子。

その影響でショットを打つ時、右足を踏ん張った時に痛みが走り、結果踏ん張りない事で全てのショットが力が入らない上、ミスしてしまう。

特にフォアハンドを打つ時に、その影響が大きかった。

錦織もなんとか必死に打っていたが、正直後半は試合になっていなかった為、棄権はやむ無し。

 

どの程度の負傷なのかがまだ分からないため気になるところ。

長期離脱が必要な状態でないことを願いたい。なるべく早い回復を祈るしかない。

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