2018楽天オープン2回戦 錦織圭 対 ペール
6-3 7-5 で錦織圭勝利!(^^)!
1stセット
錦織、久々のロケットスタート。なんと2度のブレーク含む、開始5ゲームを連続奪取で5-0。
1stセットはあっさり終わると思ったが、第7ゲーム。錦織のサービングフォア・ザ・セット。
ここで15-40とポイントリードされ、痛恨のブレークバックを許し一気に3-5まで追い付かれる嫌な流れ。
しかし第9、2度目のサービングフォア・ザ・セットはきっちりと締め、6-3で1stセットを奪取。
2ndセット
1stが良すぎると、2ndセットでプレーのレベルが落ちる錦織の悪い癖が出て、立ち上がり第2サービスゲームのブレークを許しいきなり0-3の嫌な流れ。
昔の錦織なら、このままずるずるいってファイナルセット突入ということもあった。しかし、ここから立て直しまたまた5ゲーム連続(2度のブレーク含む)で一気に5-3。
第10ゲーム。サービングフォア・ザ・マッチ。ここは1stの反省を生かしきっちり締めてほしい所だったが、30-40ともつれる展開になり、またブレークを許して5―5と追い付かれる。
しかし、今年の全米オープン。コールシュライバー戦で見せたようにここから強いのが錦織。
即ブレークバックし、第12サービスゲーム。2度目のサービングフォア・ザ・マッチ。ここはちゃんと締めて7-5で試合終了。
スタッツ
1stサーブの確率:52%
1stサーブのポイントリード率:69%
2ndサーブのポイント率:57%
サービスエース:1本
ダブルフォルト:1本
ウィナー:25本(フォア9本、バック9本、ボレー6本)
アンフォースドエラー:34本
ペール
相変わらずトリッキーというか、変人振りが際立つ選手。
しかし、世界屈指のバックハンドと196cmの長身を生かした強烈なビッグサーブは今日も健在。
ただ、メンタルの波が多くすぐに癇癪を起し、良いプレーが安定して続かないのには助けられた。
2ndセットの第9リターンゲーム。ペールが簡単なボレーをわざわざ「ジャンピング股抜きボレー」という、かなりの高等テクニックで観客を魅了。
なんか、試合に勝つことより、こういうトリックショットを披露して喜んでもらうことにモチベーションを見出しているような気がする・・・(-_-;)
錦織圭
今日は、ペールの弱点であるフォアへボールを展開しつつしっかり振り回すことができていた。
フォアもバックもしっかり振り切れておりボールが走っていた。
さらに、フットワークも良く、ペールのトリッキーなドロップショットに上手く対応できていたのが大きかった。(ペールはこのドロップが決まりだすと調子が上がるので)
ストロークだけでなく、ネットプレーもしっかり混ぜて相手に的を絞らせないテニスもできており、調子を上げてきている印象。
課題としてはまだフォアもバックもミスが多い。ただ、ミスを減らすことを重視しすぎると今度はストロークが走らなくなるというデメリットもあるので難しい所ではある。
相手のレベルが上がってきた時にこれ程のミスは許されない為、攻める所と繋ぐ所のメリハリはもう少し利かしていきたい。
後は2回もサービングフォア・ザ・セットを獲り逃したのは痛い。本来なら6-1 6-4で勝っていないといけない試合でもあった。
サービングフォア・ザ・セットでのプレーをどのようにするのか。きっちり取って勝つ事が、トップに復帰するには必要になりそう。
3年ぶりの準々決勝の相手はチチパス。長身を生かしたサーブと、ハードヒッターな相手だが錦織ならきっと勝てると期待している(*^_^*)