２０１９全豪オープン ３回戦
錦織圭 対 J・ソウザ
７－６（８－６） ６－１ ６－２ で錦織圭勝利＼(^o^)／
１ｓｔセット
立ち上がりの第１リターンゲーム。４０－３０といきなりのブレークチャンス。
これを一発で仕留め、１－０
次のサービスゲームもきっちりキープでブレーク成立。２－０
最高のスタートを切る。
しかし第４サービスゲーム。
決めるだけのボレーをミスして、０－１５
さらに２本のダブルフォルトで１５－４０のピンチ。これを凌ぎきれずブレークバックを許してしまう。
その後第１１リターンゲーム。４０－３０のブレークポイントがあるが取り切れず、タイブレークに突入。
タイブレークもいきなりミニブレークで３－０。
その後互いにキープして６－５のセットポイント。
しかしここでミニブレークバックを許し６－６
だが、逆にミニブレークををして７－６。
最後はセットポイントを決めきり、８－６でセット奪取。
２ndセット
互いにキープで迎えた第４リターンゲーム。
４０－１５とダブルブレークポイント。１本凌がれるが、ここを取りきって３－１。
さらに第６ゲーム。１５－４０からデュースに。
そこからブレーク成功！５－１
第７サービスゲーム。錦織のサービングフォアザセット。
ここは危なげなくキープし、６－１でセット奪取。
３ｒｄセット
第１リターンゲーム。４０－３０のブレークチャンスを一発で仕留め、ブレーク成功！
さらに第３リターンゲーム。ここも同じく４０－３０からブレークチャンスを仕留め、ブレーク成功。
第４サービスゲームもキープに成功。４－０と一気に突き放す。
その後は、互いにキープ。
第８サービスゲーム。錦織のサービングフォアザマッチ。
１ｓｔポイントを落とし、１５－３０と少し嫌な形にはなったが、最後はきっちりキープで試合終了。
J・ソウザ
出身国：ポルトガル
年齢：２９歳
身長：１８５cm
利き手：右利き（バックハンドは両手打ち）
対戦時の世界ランキング：４４位（最高２８位）
プレースタイル的には「堅実ストローカー」
基本はベースラインから少し下がって、ミスをしないようラリーをしながらチャンスを作り、そこから攻めてくるタイプ。
武器はなんといってもフォアハンド。パンチ力があるため、まともに構えて打たせるとウィナー級のボールがバンバン飛んでくる。
しかし、トップ１０クラスを相手にしたときはそれ以外の強力な武器が見当たらないのが、やはりこのランキングに留まっている要因かなと思う。
特にボレー。錦織が上手く足元にコントロールしたのもあるが、上手く打てずにミスが多かった。
また、今日のように相手の型にハマってしまった時に、展開を変えられるような引き出しが少ない。
ソウザがグランドスラムの２週目まで残るためには、フォアハンド以外にも何か身につける必要があるかもしれない。
錦織圭
今日の相手は、錦織の大好きなタイプ。
錦織はラリーを組み立ててから、相手を攻め崩していくのが一番得意。
しかし、１回戦は錦織が組み立てている途中から予想もしないような所にショットを打ってくる相手になかなか試合を作れなかった。
２回戦のカルロビッチに至っては、「サービスエースと、リターンだけでほぼポイントが決まる」のでラリーなど無いに等しい試合。こういう試合をよく錦織は「つまらない」と表現する。
それに比べたら、今日は錦織の大好きなストロークがじっくりできる相手。まさに「お得意様」である。
今日もサーブが調子が良く、さらにフォアもバックもストロークが振り切れており、クリーンなウィナーを連発。
１ｓｔセットこそ、相手の得意なフォアハンドにややボールを集めすぎていたが、後半は相手がバックのクロスラリーから、早めにフォアで回り込もうとしているのを読んで、先にバックのダウンザラインに展開できており、これで相手をほぼ封じ込めていた。
この試合、反省点を敢えて上げるなら、１ｓｔセットの第４サービスゲーム。
このゲームだけが、イージーなボレーミスで大切な１ｓｔポイントを落とし、その後２本のダブルフォルトという安易なプレーをしたことでブレークを許し、タイブレークに突入してしまった。
いくら優位に試合を進めていても、最近のタイブレークでの勝率が高くても、タイブレークになればセットが取れる可能性は一気に「５０：５０」になる。
もし、この１ｓｔセットを落としていたら、この試合はこれ程楽に終わらなかった可能性が高い。
やはり一度リードしたら、そのまま一気に突き放す。そして特に１ｓｔセットは絶対取るくらいの試合運びをしてほしい。
そうすれば、この大会でのさらなる高みが見えてきそうな気がする。
次の４回戦、相手はカレーニョブスタ。
基本はソウザと似たようなタイプの為、錦織のお得意様になり得る。
この４回戦を突破すれば、いよいよ「あの憎っくきジョコビッチ」と準々決勝で再戦😅（またお前か～感が半端ない）
ちなみに、ジョコビッチは４回戦でメドベージェフと対戦。
願わくば、メドベージェフが倒して来てくれることを祈るが、ちょっと難しいかな・・・(^_^;)