チャイナオープン 2回戦
大坂なおみ 対 ダニエル・コリンズ
6-1 6-0 で大坂なおみ の勝利!(^^)!
この試合、大坂は立ち上がりの第1サービスゲーム。2本のダブルフォルトもあって、いきなりブレークスタート。
その際、イラ立ちを隠せずラケットを投げてしまう。
しかし・・・ここからが圧巻。なんとここから1ゲームも相手に取らせない完璧な試合内容で勝利!
そして、この勝利でWTAファイナルズの出場も決定。日本人女子としては伊達公子、杉山愛に続く3人目の快挙となる。
考察
まず、大坂の体調だが、東レの決勝で敗退した時に「ウイルス性疾患」で体調を崩し武漢オープンを欠場していた。
ウイルス性疾患とは、要は「風邪」の事で症状が重篤でなければ数日で体調は回復するのでそれ程心配はしてなかったが、休養明けの大会であった為、コンディションの仕上がりは気になっていた。
しかし、今大会の出来を観るとそれ程大きな影響はないと思われる。むしろ、全米オープン以降ハードスケジュールをこなしていた大坂にとって、強制的にでも少し休む時間ができ、フレッシュになって良かったとも言える。
メンタル面。この試合、立ち上がりのサーブゲームをブレークされて、ラケットを投げつける場面が気になった。
最近は、そんな時も我慢してメンタルをコントロールできていたのだが、試合開始直後でいきなりこれは、正直心配になった。
普通に、我慢強くやっていれば逆転するチャンスはあるのだから、このような振る舞いはそのチャンスを自ら放棄することにも繋がりかねない。
「イライラしても、ラケットは絶対に投げない。別のフラストレーションの解消を考える」等、自分の中で一つシンプルなルールを作っておくと良いかもしれない。
そして、大坂の爆発力の凄まじさ。全米でもダブルベーグルがあったし、それに近い試合もあった。
こんな一方的な試合結果になるのは、やはり大坂が女子の中で並外れたサーブ力と、ストロークの威力があり、加えてフットワークとメンタルが備わった事で、波が少なくなったことがある。
相手によって、またその日の自分の出来によって毎回こんな試合ができるわけではない。しかし「調子に乗せてしまえば何もさせてもらえない」という事が、相手の頭に常にあるだけで、相手がリードしていてもプレッシャーになり逆転のチャンスがより増えることになる。
世界ランキングも6位に上昇し、ツアーファイナルズへの出場も決定した。
できたら、シーズンをトップ5以上で終わり、ツアーファイナルズでも活躍を期待したい(*^_^*)