映画「ウォークラフト」 人気ゲームを映画化した映像美に優れた一作

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WOWOWで視聴した「ウォークラフト」

自分は知らなかったが、人気オンラインRPGを実写化した映画との事。

 

感想(ネタばれなし)

とにかく映像が凄い

お話の世界は「ロードオブザリング」をイメージすると分かりやすい。エルフやドワーフ、魔法使い等のキャラクターが普通に存在するファンタジー世界。

この映画の簡単な構図は「人間対オーガ」の戦争。で、その軍のどちらにも強力な魔法使いがいて、魔法をどのように使うかも一つの見どころとなっている。

この世界でいう魔法は現実なら「核兵器」に匹敵するほどの力と言えそう。力を持ったものがそれをどのように扱い、どのような末路を辿るのかといった事も観ていて面白いところ。

そして、なんといっても映像がヤバい。グリフィンに乗って空を飛ぶシーンは本当に空を飛んでいるような感覚になるし、登場する魔法もゲームっぽさを出しつつ自然なカッコよさがある。

そして、ムキムキのオーガ達w。俳優の演技と映像技術を組み合わせて作っているらしいが、リアリティがあって凄い。あんなムキムキでごっつい奴らと人間が戦うなんて正気か!?

・・・等と思っていたら、銃を使ったりうまい事戦略練って戦って以外にも善戦。この大乱闘シーンも間違いなく見どころポイント。

 

お話の内容について

この手のファンタジーバトル映画は、どうしてもその圧倒的映像美に目を奪われがちで鑑賞後に「結局なんで戦ってたんだっけ?」とか自分はなってしまうことがあった(*´▽`*)

今回のお話は「敵=オーガ」という視点が基本だと思う。しかし、この敵キャラがそんなに悪くない。

いかにも悪役のオーガの魔法使いグルダンは同情の余地なく悪だが(笑)、しかし、それ以外のオーガ達は色々な感情を持っており、この戦争に疑問を抱く者もいる。

そのなかで、最も目立つのが士族長「デュロタン」。端的に言えば「妻と結婚して子どもも生まれて幸せ。このまま平和に生活が送りたい」と思っているのに、上層部連中は「人間を滅ぼしに戦争だ~」と血の気が多いご様子。

立場的にも上層部と、現場で戦うオーガ達のリーダーという「間に挟まれる的」ポジションで、難しい舵取りが強いられる。敵でありながら、自分達普通の人間が共感しやすいポイントもこの映画の見どころだと思う。

 

話の終わり方的にも続きがありそうな感じ。続編が出たら観てみたい(^^)/

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